フェブラリーS 回顧
【レース回顧】
600m通過地点が35.0のMペースになりました。
昨年と違ってドンフランキーがいないことが大きかったです。
今思い返してみれば、前半そんな早いペースで逃げれる馬はいません・・・
Mペースになったので、後方待機の馬は届かない。
先団から決めて勝負に強い馬に展開が向きました。
まぁコスタノヴァとエンペラーワケアですね。
【全頭回顧】
1着 コスタノヴァ
→キングジョッキー上手かったですね!
当たり前のようにスタートが悪くてもリカバリーして位置を取る。
日本人ジョッキーで、これが出来るジョッキーは少ないので
さすがキングジョッキーです。
最後の直線も手応え抜群。
キレがある馬なので、決めてが求められる競馬になれば勝ち負けです。
マイルが限界だとは思うので、次はどこに挑戦するかも楽しみです。
2着 サンライズジパング
→幸ジョッキーの神騎乗です。
直線でインに入れた時は「終わった」と思いましたが、
インの隙間を上がり最速で突き抜けてきました。
事前考察で幸ジョッキーと手が合いそう、と言っていましたが、
本当にその通りでした。
サンライズ×幸ジョッキーはやっぱり相性◎です。
そして、やはり4歳世代は強かったですね。
ジパングとミッキーは普通は飛ぶ競馬なので、よく馬券内にきました。
3着 ミッキーファイト
→Mペースで先団も脚が溜まっている中、外を回していたロスが出ました。
最後脚が伸びてからがゴールになってしまったので、ベストは2000mかと。
正直ペプチドナイルを抜かせないか・・・と思って見ていましたが、
最後にもう一段階ギアが上がりましたね。マイルも短いです。
この馬は長くいい脚を使う馬なので、マイルの決め手勝負には向きません。
合わない展開で3着にきているので、馬の能力は非常に高いと思います。
これでジパングとは1 勝1敗。
お互いに中距離適性の馬なので、距離が伸びてのベストバウトが楽しみです。
4着 ペプチドナイル
→掲示板を荒らしている馬ですね。スタート良いのになんで下げた???
昨年のレースはスタートを決めて、前々の競馬をしました。
今回はスタートを決め、Hペースを不安視して位置を下げる競馬に。
正直、この馬の武器はキレ味ではなくスタミナを活かす競馬なので、
昨年と同じような競馬をしていれば1,2着の可能性もあったと思います。
こればかりは結果論になってしまいますが、
騎乗が守りに入りすぎているかなーというのは感じました。
ただ昨年は穴馬の立場。今回は人気馬の立場。
人気を背負っているが故の競馬だと思うので、次走で頑張ってほしいです。
5着 エンペラーワケア
→最後は脚が鈍っていました。
G1のペースになると、やはりマイルは長いですね。
内枠を不安視する人も多かったですが、
外枠ならもっと順位を落としていたと思います。
ベストは1400mなので、自己条件に戻れば圧勝すると思います。
問題はこの馬が日本のG1に挑戦できないことですね。
ダートはフェブラリーとチャンピオンズCなので。
賞金を積んでもらって、サウジの1351mに来年は挑戦して欲しいです。
6着 メイショウハリオ
→前が潰れないとこの馬には無理です。
展開待ちの馬なので、Mペースになるとノーチャンスです。
ただパドックを見ると、状態が整っていないように見えました。
ここから一段階、状態が上がるようであれば地方交流でも
再び活躍すると思います!
7着 ガイアフォース
→長岡ジョッキーの傾向として中団で控えてしまうところがあります。
大外枠に入った手前、一か八か外から3番手ぐらいをとりにいき、
後はそこからスタミナ勝負!とかをやらないとこの馬の武器が活かせません。
ただそれが長岡ジョッキーに出来ないと思って、相手候補まで下げました。
レースビデオをちゃんと見ましたが、
本来芝で加速させるべき所で、中途半端な位置で手綱を引いてます。
え?そこに位置取りするの?と思ったら、また手綱を押して前につけてます。
大外+芝スタートの恩恵を活かしきれてないですね。
ミッキーファイトの後ろに入った時点で、この馬の勝ちはないと思いました。
長岡ジョッキーには申し訳ないですが、中途半端な競馬をして7着まできているので、馬の適性を活かす乗り方をするか、それが出来るジョッキーに変わって欲しいですね。
週の初めからずっと推していた馬なので、今回の騎乗は残念です。
ちなみに、長岡ジョッキーのコメントで「全体的にペースが流れなかった」
とありますが、「いや、自分が行かなかったからやろ?笑」と思いました。
8着 タガノビューティ
→前が潰れないとこの馬には無理です。
展開待ちの馬なので、Mペースになるとノーチャンスです。
今回で引退と思っていましたが、撤回しましたね。
今のこの馬には距離短縮がいいと思ったので、
また地方交流戦で穴を開けてくれることを期待します。
9着 アーテルアストレア
→前が潰れないとこの馬には無理です。
展開待ちの馬なので、Mペースになるとノーチャンスです。
ラストはこの馬なりに伸びてきており、馬は頑張ってくれました。
今回で引退なので、いいお母さんになってもらえればと思います。
10着 サンデーファンデー
→Mペースで決めて勝負になると、この馬には無理です。
早い脚を使うことは出来ない馬なので、この馬の適正外。
ワンターンは合わないと思うので、自己条件に戻って買いたいですね。
11着 ドゥラエレーデ
→ミトノオーが下がってきて、取りたい位置を取れなかったのは痛いです。
最近は内ラチを使って伸びているレースが多いので、
内ラチを頼れなかったのが伸びきれない原因かなと。
11着 ヘリオス
→大健闘だったと思います。
逃げれないと脆いと思っていましたが、馬は頑張ったと思います。
高知に帰っても頑張ってもほしいです。
13着 ウィリアムバローズ
→やっぱり距離が短いですね。
ワンターンだとウシュバにも勝っていますが、
あの時は楽逃げしてますからね・・・
この馬のベストはやっぱり中山1800です。
14着 デルマソトカゲ
→事前考察で話した通り、この馬の課題は集中力です。
今回も集中できなかったようです・・・
厩舎が転厩になるので、これを契機にスランプを抜け出せればと思います。
15着 ミトノオー
→ブリンカー効果もあり逃げることができました。
ただマイルは短いですね。適正距離で逃げれる時に狙いましょう。
16着 アンモシエラ
→この馬が逃げると思っていましたが逃げれませんでした。
パドックがうるさいようにも感じました。
前にいたコスタノヴァ陣営の人が不安そうに見ていましたし。
そもそも中1週のローテーションですしね。
また立て直してもらって自己条件から見直しです。
【反省】
Hペース想定で予想したのですがMペースになってしまいました。
逃げ馬が多い=Hペース。 と言う予想が間違っていました。
逃げ馬が作るペースをちゃんと1頭1頭見ないといけないですね。
マイルを主戦にしている逃げ馬がいないので、いつものペースで逃げたら
確かにHペースにはならないですね。
昨年のイメージに引っ張りすぎたかもしれません。
ドンフランキーはいませんしね。ここは考察が甘かったです。
この展開なら長くいい脚を使うタイプのミッキーファイトは飛んでもおかしくないですが、3着に来てくれて助かりました。
ただ馬券はギリギリプラスぐらいなので、本命馬を間違えました。
Mペース想定ならコスタノヴァを本命にできましたね・・・
逃げ馬の頭数だけで判断してはいけない、という教訓になりました。