フェブラリーS 事前考察

【コース特徴】
まずはコースの特徴と傾向から。
最大約150mの芝スタートから始まります。
外枠の方が長く芝を走ることが出来るので、
スピードに乗りやすく、砂も被らないのでポジション取りがしやすいです。
穴を開けるとすれば、今までダートスタートで出遅れていた馬。
内枠で砂を被って負けていた馬ですね。
例えば、ガイアフォースは前走が中京でスタートが上手くきれませんでした。
こういう馬が東京替わりで好走してくれるとオッズ妙味が出てきます。

次に冬開催の馬場傾向。
冬の方がダートが乾燥しやすいので時計がかかりやすい馬場になります。
最後の直線も約500mと長いので、スタミナが求められる。
スピードよりもスタミナを武器にする馬を選ぶのがいいと思います。

最後に東京ダートを得意とするジョッキー。
ダートは格が大事なので、3勝クラス以上の成績に限定すると
1位は川田ジョッキー。【4-1-0-4】ここ3年をピックアップすると勝率44%
2位はルメール。【8-3-1-20】ここ3年をピックアップすると勝率25%
3位は戸崎ジョッキー。【4-1-4-30】ここ3年をピックアップすると勝率10%
馬券内率と勝率なら川田ジョッキーが圧巻。
ただ勝ち数だけならルメールの独走と、さすがトップジョッキー同士の争いです。
この2人は今週末サウジ遠征があるので、東京競馬場にはいません。
トップジョッキーがいないのであれば、一番信頼できるのは戸崎ジョッキー!
ジョッキー買いをするなら、ミッキーファイトですね。

【レース概要】
①予想される展開
→今回逃げ馬をまとめると、
 アンモシエラ(逃げないと無理)
 ウィリアムバローズ(逃げなくてもいいが、逃げた方が実績ある)
 サンデーファンデー(逃げなくてもいいが、逃げたい)
 ヘリオス (逃げなくてもいいが、テンの脚が一番早い)
 ミトノオー(逃げないと無理)
 
 出走メンバー18頭中5頭が逃げ馬。
 そうなると序盤からペースが流れるので、おそらくHペース想定。
 道中で息を入れるタイミングもなさそうなので、
 昨年と同じようにスタミナ比べの差し有利戦だと思います。 
 なので逃げ馬には展開向かないので買ったとしても抑えまでかと。

②ダート界の世代交代!?
→今回主役にしたいのは、ミッキーファイトとサンライズジパング。
 前提として、レモンポップが引退した今では、
 ダート界の国内最強は4歳になるフォーエバーヤングだと思っています。
 それを踏まえると、フォーエバーヤングと切磋琢磨してきた4歳馬は評価すべき。
 特にフォーエバーヤングと同世代のライバルは主に4頭。 
 ラムジェット、ミッキーファイト、サンライズジパング、カシマエスパーダ。
 この4頭は世代の中でもかなり評価している馬たちです。 
 今回はミッキーファイトとサンライズジパングが出走。
 もしフォーエバーヤングがこっちに出ていれば1番人気で楽勝すると思います。
 そうなると、ジャパンダートクラシックで0.2秒差に詰めたミッキー。
 展開が合わない中、3着に好走したジパングは国内ダートでも能力上位。
 この2頭は買わないといけない馬たちです。
 コスタノヴァ、エンペラーワケアを抑え、4歳馬が勝ってもおかしくない。 
 大前提として、古馬G1に4歳の時点で賞金を積んで出走できているので
 ここに出てくる4歳馬が弱いわけがないですね。
 アンモシエラも出ますが、アンモシエラは逃げ馬なので別枠で考えます。

③レース傾向
→フェブラリーSというか東京ダートマイルは外枠有利です。
 8枠の複勝回収率は135%と回収率トップ。
 勝ち馬は出ていませんが、穴馬を狙うなら外枠です。
 脚質で考えると、過去10年の成績は以下の通り。
 逃げ【1-1-0-8】、先行【6-1-2-32】、差し【2-6-4-45】
   追い込み【1-2-4-43】。
 勝ち馬は先行馬に多いですが、馬券内率で考えれば差し馬が一番多いです。
 傾向を踏まえると、先行馬から軸を決めて差し馬に流す。8枠なら尚良し。
 今回の先行馬はミッキーファイト、エンペラーワケア、ガイアフォース、
 ペプチドナイルが有力所です。今年も軸は先行馬でいいのではと思います。 
*枠順別データだと5枠の単勝回収率がいいのですが、
 ペプチドナイルしか勝ち馬がいないのでデータとしては参考にならないです。

④おまけ 音無厩舎の定年
→音無厩舎ですが、翌週で定年を迎えています。
 ここは厩舎に取ってラストG1です。
 現状、厩舎として通算995勝。残り5勝で厩舎として通算1000勝を迎えます。
 厩舎としてもこの2週間は勝負仕上げを施して何とか1000勝を達成したいはず。
 フェブラリー問わず、平場のレースであっても音無厩舎の馬は要注目ですね。
 フェブラリーSは3頭が出走。
 サンデーファンデー、ジパング、デルマソトカゲ。
 自分はもう3頭全部買っちゃいます。どの馬も状態が良いので。
 大将格はダントツでジパングですが、残り2頭も抑えておいても良いかと。
 ちなみに音無厩舎は多頭出しの時の成績もよく、
 過去に3頭出しの時の成績は勝率25%を誇ります。
 ここ2週間は無視できない存在だと思います。

【枠順出る前の全頭考察】
尊敬する馬券師の方がA〜Cではなく、
A〜Zで全頭診断されているので自分も見習います!
Aは本命、B〜E 2列目、F〜L3列目、ぐらいの
想定で考えています。

アンモシエラ (Q)
→この馬逃げないとダメなので、意地でも逃げるでしょうね。
 ただG1のレースはもちろん未経験ですし、
 サンデーファンデとやり合って持つか、という話です。
 正直、差し有利想定ならこの馬は買えないですね。
 牡馬たちと斤量のハンデがないことも考えると流石に厳しいかと。

アーテルアストレア(G)
→この馬の戦績を振り返ると、
 前走のチャンピオンズCはイン有利馬場で外枠を引いてしまい
 道中は最後方から上がり2位で7着に好走。
 中京でこれやると絶対無理なので度外視できます。
 牝馬でありながら牡馬にも勝る上がりの脚を使っているので、
 昨年のセキフウのような競馬をすれば3着はあると思います。
 2走前はイン前有利展開で差してアイコンテーラーを差し切り。
 3走前は左回りマイル戦で、抜群の手応えで快勝。 
 まだ底を見せていない走りでした。
 今回は展開が向く1頭なので相手には抑えておきます。

ウィリアムバローズ(P)
→前走のJBCクラシックは差し有利展開が向かず6着。
 2走前の日本テレビ盃は楽逃げが出来たので、展開が向いての勝利。
 3走前のかしわ記念はマイルのペースについていけず凡走。
 この3戦を踏まえ、向かない展開を覆す程の能力はない。
 今回は差し有利になるので、この馬に展開は向かない。
 またマイルへの距離短縮はこの馬にとってマイナス。
 この馬の買い要素が無いので消します。
 ちなみに、調教はほぼ毎回と言っていいほど、加速ラップで仕上げてきますが、
 今回は減速ラップでした。
 前走から間隔が空いているだけに年齢的な衰えを疑ってしまいます。

エンペラーワケア(F)
→前走の根岸Sは最後の直線で前が詰まる中、
 馬群を割って1着と強い内容でした。
 また、このレースはHペースの差し有利なので、
 その展開を5番手から追走して勝ち切ったのは評価できます。
 問題は根岸Sのメンバーレベルですね。
 他に強い馬いた??状態です。 
 実際に次走のレースで掲示板内に入った馬は2頭しかおらず。 
 馬券内になったのは、今回出走するサンライズホークのみ。
 ただ地方のGⅢ戦で勝ったタイム指数は94と中央の3勝クラスレベル。
 なので根岸Sは弱い相手に勝っただけという見方ができます。
 
 3走前の欅Sはコスタノヴァに完敗しています。
 斤量の差がありますが、コスタノヴァは大出遅れの中でリカバリー。
 スムーズに競馬したエンペラーワケアと比べると物足りなく見えます。
 なので同斤量であったとしてもコスタノヴァの方が能力は上位かと。
 そうなるとコスタノヴァと同じようなオッズになるなら、
 配当妙味は無いので3列目に抑える程度の評価に落としています。
 
 今回はこの馬にとって初のG1挑戦。強い相手と戦ったことが無いので、
 今までと同じように先行して脚が残せるか。
 この馬から買うなら、同等のタイム指数を出している
 ガイアフォースやペプチドから買いたいですね。
 
 後は調教が気になります。
 杉山厩舎の勝負仕上げと言えば、坂路で終い11秒台の加速ラップ!
 今回の調教を見ると、加速ラップではありますが終い12.5。
 前回までの方が調教が動いているんですよね・・・
 正直、同厩舎のガイアフォースの方が調教いいです。
 買いたく無いけど買わないといけない馬、という評価をしています。
 2連系なら思い切って切りますね。

ガイアフォース(A)
→今回はこの馬を本命候補で考えています。
 まずはこの馬の特徴から。
 この馬はキレる脚がないので決めて力勝負になると負けてしまいます。
 オールカマー、チャレンジCがいい例ですね。
 その変わりに、長くいい脚を持続させることが出来るので、
 ペースが流れた時のスタミナ勝負に向いています。
 まさに今回のフェブラリーSですね!
 ここでこの馬のダート成績を振り返ると、
 昨年のフェブラリーSは2着に好走。
 このレースは初めてのダート戦でした。
 初めてのダートということで、砂を被るのを嫌がってしまい
 本来前で競馬したいところが、中団の位置取りに。
 それでも上がり最速を使った3着馬を凌いで2着に好走したことは評価できます。
 前走のチャンピオンズCは、ダートスタートということでスタートが決めれず。
 大外枠でスタートが悪ければ中京では無理です。
 後方で終始外を回すという、中京で絶対やってはいけない競馬で15着なので
 度外視できる。
 今回は東京ダートの芝スタートに戻るので、その点もプラス。
 前走の大敗で人気が落ちるなら、今回が買い時だと思います。
 
 調教を見ると、杉山厩舎得意の坂路11秒台加速ラップを記録。
 馬の状態はバツグンですね!
 昨年のフェブラリーSよりも時計を出しているので、上積みを感じます。
 今回は昨年と違いダートの経験もしているので、
 外枠さえ引ければペプチドに逆転もありえるかと。
 もしこの馬が内枠に入ろうものなら、泣きながらミッキーファイト買います。

コスタノヴァ(D)
→前走の根岸Sで本命にした馬です。
 東京コース5戦5勝と抜群のコース適性を誇ります。
 3走前の欅Sはエンペラーワケアに0.2秒差の勝利。
 大出遅れをしながらスムーズに競馬したワケアを破ったのは評価できます。
 この時のタイム指数は118。この指数を出せればG1取れます!
 (参考までに、昨年のフェブラリーS1着だったペプチドナイルの指数は114)
 これを良馬場で出しているのが驚きです!
 前走の根岸Sも一頭だけ次元が違いました。
 フェブラリー4着馬のタガノビューティが斤量なくても追いつけなかった、
 というのは考慮しないといけません。
 根岸Sのレースレベルがどうであれ、この馬の能力は本物かと。

 この馬の不安要素としては、距離延長だけですね。 
 個人的にはキングジョッキーと手が合うとは思っていないです。
 弥生賞のダノンエアズロックがいい例ですが、
 キングジョッキーって控えた方がいい馬でも先行するんですよね。
 脚を溜めて後方に控えて最後に飛んでくる、という競馬をすれば
 コスタノヴァが圧勝すると思っています。
 ただ先行して位置取りに行こうとすると、今回の早いペースに
 距離延長もあって脚が溜まらない可能性もあり。
 弥生賞のエアズロックも先行させたから折り合い欠いて大敗しましたし・・・
 正直まともに予想すればコスタノヴァとミッキー・ジパングの対決ですが
 展開とペースを考えると距離延長のコスタノヴァよりも距離短縮の4歳馬の方が
 有利なので、4歳馬をB、C評価ならこの馬を次点でD評価ですね。
 木村厩舎は根岸Sのレース後コメントで状態面を不安視していましたが、
 調教を見る感じだと問題無さそうです。

サンデーファンデー(H)
→おそらくこの馬が逃げると思っています。
 正直、展開は向かないと思いますが、中京とはいえ
 サンライズジパング、ドゥラエレーデから逃げ切ったのは評価できる。
 展開的に勝つまでは厳しいと思っていますが、3着ゾーンなら可能性あり。
 2走前のベテルギウスSのタイム指数は114。
 前走のプロキオンSのタイム指数は113。
 G1でも通用するな能力を出しています。
 前述したように音無厩舎の勝負仕上げを施されています。
 坂路で好時計をマークしていますし、前走からの疲れも無さそうです。
 
サンライズジパング(C)
→今回はこの馬を穴馬に考えています。 
 国内ダート最強だと思っている4歳世代の1頭ですね。
 古馬との戦績を振り返ると、みやこSは道中で外を回す不利がありながら、 
 1着に快勝。
 プロキオンSは中京で外を回した不利があり逃げ馬を捕まえられなかったが、
 チャンピオンズC3着のドゥラエレーデに先着。
 チャンピオンズCは外枠を引いた時点でこの馬のタイプでは無理なので参考外。
 なんなら中京で外を回して6着は評価すべきです。
 ジャパンダートクラシックでは、フォーエバーヤングのペースに追走する
 厳しい競馬になりながら3着に好走。 
 正直、あのペースに追走できるなら、今回のメンバーでも追走できるはず。
 東京へのコース替わりはプラスですし、ズブい馬なので幸ジョッキーとも合う。
 力関係で考えるとミッキーには負けると思いますが、
 古馬勢には先着してもおかしくないかと。
 音無厩舎の勝負仕上げを施されているので状態面も心配ないですね。

サンライズホーク (O)
→差し馬なので展開自体は向くと思いますが、流石に能力が足りないかと。
 2走前の武蔵野Sも自分から捲っていく競馬でデムーロが上手く乗りましたが、
 それでも5着とG3でも力が足りない。
 そもそも武蔵野Sのメンバーを強いと思っていないので。
 G1で相手強化になる今回は流石に消し。

タガノビューティ(I)
→昨年の4着馬。今回も差し有利展開になるなら抑えておきたいです。
 この馬の買い時は、調教が坂路加速ラップ。
 今回は減速ラップでした。仕上げとしては不安が残ります。
 前走ですが、空馬になりましたが斤量を背負っていない状態で
 コスタノヴァに先着されているのが気になります。
 コスタノヴァが強すぎるのか、年齢的に衰えが来ているのか。
 今回の調教を踏まえると、後者だと思っています。
 昨年は穴馬推奨した馬ですが、今回は抑えまでに。

デルマソトカゲ(L)
→おそらくブービー人気ですが、音無厩舎という理由だけで買います。
 普通に消しでいいと思います。
 前走の佐賀記念ですが、ずっと舌を出して走っているんですよね。
 正直、まともに走っていないです。 
 おそらく気性面の課題だと思います。集中力が続かないですね。
 そう考えると、距離短縮+ワンターンの東京マイルは合うはず。 
 マイル自体は2歳ダービー、サウジダービーで好走しているので、
 距離短縮で一変に期待ですね。多分しません・・・
 ブリンカーとか使って欲しいですね。

ドゥラエレーデ(K)
→怖いから抑えます。 
 2走前のチャンピオンズCはムーアの神騎乗でインを縫って3着に好走。
 正直、鞍上の技術が味方したように評価しています。
 和生ジョッキーもうまいですが、流石にダートのムーアと比較すると鞍上弱化。
 前走のプロキオンSはサンライズジパングに力負け。
 流石に中京で外を回した馬に負けたら能力負けと言わざるを得ないです。
 東京なら余計にジパングに分があるので、あっても3着かなと。
 ちなみに昨年のフェブラリーSは鞍上のムルザバエさんのコメントだと
 距離が短いとのことです。  
 マイルのペースを追走するとなると、今回も同じような競馬になりそう。
 ただ相手なりに好走していますし、相手には買います。

ペイシャエス(M)
→前走のチャンピオンズCが評価できないんですよね・・・
 内枠で5番手を先行。インで脚を溜める競馬。
 それで8着。ペプチドナイルと0.3 秒差もつけられる。
 しかも外を回してきたジパング、アーテルアストレアにも0.2秒差もつけられる。
 あの競馬で無理ならチャンピオンズCで外回して展開向かなかった組に
 能力負けすると思います。 
 2走前の武蔵野Sはメンバーレベルも高く無いと思っているので、
 G1なら買えないという評価にしました。

ペプチドナイル(E)
→前走のチャンピオンズCはレース後コメントを見ると、敗因は距離ですね。
 それでもレモンポップを追走して、勝ちに行く競馬をして5着は評価できる。
 しかも今回はこの馬のベストが出せる東京マイルに戻る。
 ちなみにダートマイルは1-1-1-0で馬券外なし。
 本来は昨年の勝ち馬でベスト条件なので、1,2番人気になるべきなのですが、
 そこまで人気しません。オッズ妙味はこの馬が一番ありそうなので2列目評価。
 昨年のフェブラリーSは、Hペースを4番手で追走。
 しかも自分から前を捕まえにいく、という一番負荷がかかる競馬で、
 ガイアフォースに0.2秒差つける快勝。十分に評価できる内容でした。
 単純なタイム指数で考えれば抜けている訳ではありませんが、
 安定感がある馬だと思っているので、軸に向いている馬だとも思います。 
 
 また、個人的に調教が一番よく見えました。
 調教は終い11秒台の加速ラップを記録。
 土日坂路で50.4秒の爆速時計を出しています。明らかなメイチ仕上げですね。
 前走のチャンピオンズC,昨年のフェブラリーSより調教動いているので、
 勝ち負けを期待できる1頭だと思います。

ヘリオス(Z)
→さすがにピークアウトだと思っています。
 地方に転厩してからはスプリントと1400mしか走っていない。
 ただでさえHペースが予想されるメンバーで、
 先行勢の距離延長、しかも9歳馬は買えないです。
 これが来たら事故だと割り切ります。

ミッキーファイト(B)
→今回はこの馬を対抗候補に考えています。
 普通にこの馬が一番強いと思うので、この馬軸にすれば当たると思います。
 まず注目したいのがジャパンダートクラシックですね。
 このレースはフォーエバーヤングに0.2秒差で2着。 
 東京大賞典でウィルソンテソーロがフォーエバーヤングに0.3秒差。
 これを考えるとミッキーファイトのヤバさがわかります。
 またこのレース、展開が向いたと思われてそうですが実はすごいことしてます。
 この時の大井の馬場ですが、この時期は砂が重たくパワーがいる馬場でした。
 なので、馬場傾向は圧倒的な逃げ有利。
 外枠を引いた逃げ馬が無双するような馬場で、差し馬には不利な状況でした。
 そんな馬場傾向で8番手から捲っていき、
 ラムジェットとサンライズジパングを完封しました。
 この時期の大井は内をロスなく立ち回った馬で決着しており、
 その傾向があったので豊さんや三浦くんも敢えて先行させました。 
 控えても届かないことが分かっているので。
 この馬は届いてしまったんですよね・・・ 怪物です・・・
 フォーエバーヤングがいなければ、この馬が世代最強だと思いました。
 それもあって名古屋大賞典は本命にして3連単1着固定で買いました。
 ヤマニンウルスよりも余裕で強いと思っていたので。(馬券は外しましたが)
  
 さらにこの馬の良い所は操縦性ですね。
 レパードSは小回り適性が問われるレース。そこで内枠から圧勝。
 ラムジェットとの違いはそこにあります。 
 決め手では劣るとしても、操縦性があり自在性がある。 
 なので、この馬に枠順は関係ないです。どの枠入っても強いです。
 不利は受けたくないので、外枠に越したことがないですが。
 
 根岸Sでコスタノヴァをとても強い!と評価していましたが、
 怪物という表現は使っていません。この馬が本当の怪物かと。
 ダメ押しに、東京ダートマイルの成績が良い戸崎の継続騎乗!
 不安要素もないですが、多分1番人気なのでオッズ妙味はないです。
 (じゃあ、この馬本命にしないのか?となりますが、
  ガイアフォースがダート馬で一番の推しなので優遇しています)

ミトノオー(N)
→この馬も逃げられないと脆いんですよね。
 ただマイルは未経験なので、マイルのペースについていけるのか。
 展開が向かない中、距離短縮となればこの馬を買おうとは思わないですね。
 後、この馬の好走パターンはウッドと坂路の両方使いだったのですが、
 最近は坂路を使わなくなっているのも不安です。

メイショウハリオ(J)
→調教だけ見ると、本当に8歳か?と思ってしまうぐらい動いています。
 年齢による不安は感じていないので、後は能力面だけ。
 前走のJBCクラシックはウィルソンテソーロの2着でした。
 ただ0.8秒差と大敗。正直G1では厳しいように思います。 
 ですが、浜中ジョッキーが腹を括って後方一気の競馬をすれば話は別。
 昨年のセキフウのように展開利で3 着に来る可能性はある。
 ちなみに2年前のフェブラリーSのパフォーマンスはすごかったです。
 スタートで大幅に出遅れてしまったんですが、
 最後は後方から上がり2位の脚を使って3着に好走。
 4着のドライスタウトは後に武蔵野Sで好走したり、
 2歳ダートダービーの勝ち馬なので能力も高い。
 東京マイルが合うことを証明したレースでした。
 今回はスタート出て脚を溜められればワンチャンあると思うので抑えには。
 
 


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