秋華賞 最終考察

秋華賞 最終考察

【予想の前提】
・今回はレース展開を基に馬券を予想。
求められるのはスタミナだと思います。
展開としては想定しやすいのが1つ、ランペースになる展開が1つ。まず想定しやすいものから、
前半のカギはセキトバイースト。クリスマスパレードは逃げたい馬ではないのでセキトバイーストが外枠からハナを取りきると思います。
3,4番手に来るのはランスオブクイーン、タガノエルピーダが続く。クイーンズウォークとチェルヴィニア、コガネノソラあたりはこの後ろぐらい。クイーンズウォークからすると、すぐ後ろにチェルヴィニアがいる、コガネノソラは先行できる坂井君鞍上で切れ味勝負は無理。
そうなるとクイーンズウォークやコガネノソラは早めに抜け出してセーフティリードをつける必要があるので、早めにスパートを切りそう。
ペースは流れるので、結局最後はスタミナが求められる展開に。

次はランペースの場合です。
セキトバイーストの最初が肝心です。この馬はテンの脚が速くないです。
ここで出てくるのがノリさんですね・・・
インに逃げたい馬がいない。大外の逃げ馬はテンの脚が速くない。ボンドガールがいる時点で後方ポツンしても勝てない。後方ポツンがダメなら、前ポツンをすればいいじゃない?の理論です。
この馬、ノリさんと勝った唯一の勝利は逃げ切り勝ちです。つまり逃げの教育もノリさんはしていることになります。怖いですね。人気薄の操縦性の高い馬にノリさんが乗っているなら大逃げを打ってくる可能性は十分にあります。そうなると先週の京都大賞典のように、ランペースのスタミナ勝負になりそうです。セキトバが逃げたとしても、ノリさんが逃げたとしても、スタミナ比べになりそうなので、スタミナがある馬から狙いたいですね。

 【本命】
・11番 ランスオブクイーン (松山)
→今回はこの馬を本命に。
この馬を評価したいのはオークスです。
オークスは逃げ馬が2頭いたことによって、Hペースの差し有利展開。4角10番手以下で馬券内決着するレースでした。このレースで先行して4,5着だったランスオブクイーンとクイーンズウォークは強い内容でした。この2頭はタイム差無しでしたが、問題はどっちが強いか。ランスオブクイーンの1000m通過タイムは59.6。クイーンズウォークの1000m通過タイムは60.5。
最後の直線では、クイーンズウォークが楽な手ごたえでランスオブクイーンに競りかけるも、ランスオブクイーンは内で何とか粘って差し返す勢いで、ゴールしました。1000m通過タイムを考えると、どう考えてもランスオブクイーンの競馬の方が強いです。それなのに、今回7番人気は舐められすぎですね!次走の1勝クラスは楽勝。出したタイム指数は101とオークスのチェルヴィニアと同じ指数ですね。前走の2勝クラスは、イン有利馬場を外回して3着。1,2着馬はインをロスなく通しているので、その馬たちとタイム差無し。正直、川田の判断ミスなのでインを回っていれば楽勝しています。(ちなみに、この日の川田は単勝1倍台の馬を同じく外回して2着にしています)
その2勝クラスでランスオブクイーンとタイム差無しで勝った馬は次走の3勝クラスで2着に好走。そのレースを勝った馬は重賞で掲示板に入ったワイドエンペラーなので、ランスオブクイーンは実質3勝クラスで即通用する馬です。

今回は京都内回りで先行できること、オークスでスタミナの適正を見せたこと。
京都が得意な松山君、調教も動いている。
この馬しかないでしょ! 早め先頭で突き抜けると思いますね!

【2列目】
・5番 チェルヴィニア (ルメール)
 →今回はこの馬を対抗に。オークスのように後方からではなく、中団に位置取りをすると宣言しているので、好位で競馬ができるはず。この枠順なら、クイーンズウォークをマークできるのは有利です。クイーンズウォークの後ろで競馬をすると思うので、展開の不利は受けづらい。3強の中では調教が一番良かったので、まともな競馬ならこの馬が勝ち負けかなと。桜花賞に関しては、状態が悪かったので普通に飛びました。ただ状態の良かったオークスは、ステレンボッシュに勝ち切っているので元の能力は圧倒的。もうG1はルメール買いましょう。

・8番 コガネノソラ (坂井) 
→今回はこの馬を穴馬に。スタミナが問われる競馬になれば、この馬に展開が向きます。切れ味勝負は分が悪いので、ペースは流れた方が良い。
長くいい脚を使える馬なので、早めにロングスパートを仕掛けることが出来る。申し訳ないですが、丹内ジョッキーより坂井君の方が京都競馬場をわかっているはず。
なんなら先行してもらって、坂で捲っていき4角で先頭に立っていてもおかしくないです。   元々エリ女に出てほしいと思っていた馬なので、早めに仕掛けても十分粘り切れると思います。
クイーンSでボンドガールに勝っているのに、 ボンドガールよりも人気がない。これはオッズ妙味がありますね。穴として面白い1頭だと思います。

【3列目】
・2番 ミアネーロ (津村) 
→過剰人気感があって買いたくないですね。
まず京都内回りはこの馬に向かないと思います。京都内回りだとコース形態上、中山と違ってインが空きづらい。なので、中団からスムーズにインを通して好走してきたミアネーロには前が詰まる厳しい競馬になりそう。スタミナ勝負になるのも不安です。
ただステレンボッシュに先着するぐらい調教が動いているんですよね。調教が微妙なら切っても良かったんですが、この調教には相手に買うかーという評価です。

・3番 クイーンズウォーク (川田) 
→この馬に内枠は合いません。トビが大きい馬なので、揉まれる競馬はマイナス。ローズSでは川田ジョッキーが、うまく外に出すことができましたが、Sペースだと位置取りがしにくいので内に包まれる可能性が高いです。ローズSも頭を上げていました。中内田厩舎の本番ということもあり、調教は不安点がある。
包まれないためには、序盤の位置取りで脚を使う必要がある。また目標にされやすい競馬になる。
ただルメールのマークをかわして、うまく外に出せれば突き抜けてくる脚はありそうなので、買わないわけにはいかないです。

・4番 タガノエルピーダ (団野)
→前走のローズSは、素直に能力負け感があります。インが有利な馬場で最内を通して4着。 
セキトバを抜かせないのか、と思いました。
ただ今回は展開が向きそうな1頭だと思っています。インでロスなく脚を溜めて、最後の直線で馬群を割ってくれば3着ゾーンに残る可能性は十分にある。Hペースの朝日杯の3着を考えても、スタミナはある馬なので人気がないなら抑えには入れます。

・6番 ラビットアイ (ノリさん)
→後方ポツンしたら届かない。大逃げならワンチャン。馬の能力的にこれが限界かと。
前走は終始馬なりなので、ただのランニング。
ノリさんが怖いので抑えますが、普通に消しレベルです。

・7番 チルカ―ノ (鮫克)
→メンバー中で2勝クラスを勝ったのはこの馬しかいません。 牝馬限定の小頭数というのは気になりますが、紫苑Sの4着馬は未勝利勝ったレベルですからね。2勝クラス勝っている時点で、紫苑Sの馬よりは強いと思ってしまうんですよね。後はクラシック組にどこまで通用するか。

・10番 ボンドガール (武豊)
 →この馬も調教が悪いんですよね・・・
まぁ買いたくはないです。紫苑Sで一番強いのはボンドガールです。ただ後方待機で末脚一気しかできないんですよね。前に行ったら折り合いを欠くので、後方待機で距離をごまかすしかない。 
京都内回りで買いたい馬ではないです。
正直、消しでもいいと思いますが、豊さんなら着狙いで3着に入れてきそうなので相手には買います。

・14番 ステレンボッシュ (戸崎)
 →調教過程が悪すぎる。買いたい気持ちがなくなりました。しかも外枠の戸崎。終始外を回す競馬になりロスが多そう。外に入ったのがセキトバイーストなので、まず被される。この時点でポジションは下がりそう。もし一緒に上がっていったら折り合いを欠きそうなので、脚を溜めるために控えそうです。状態が万全なら大外から飛んできそうですが、飛びそうな気がしています。
能力が違いすぎて、普通に馬券内に来るかもしれません。馬券的には飛んでくれた方がおいしいんですが・・・  

【消し】
・1番 ホーエリート (友一)
→紫苑Sの敗因は外を回した事と早い時計に対応できなかったこと。今の京都は時計が速く、内回りと合ってインも空きづらいので、この馬の適性外の競馬になってしまうと思います。

・9番 アドマイヤベル (武史)
→前走のオークスは距離が長いので見直しはできる内容。正直、この馬を強いと思っていないんですよね。フローラSはインを通した馬に向いたレースで展開が向いた。同じく展開が向いたラヴァンダは、ローズSで通用せず。この馬を買いたい要素がそこまでないんですよね。
後、武史の先週の京都がひどすぎました。
赤オッズの馬に4回乗って、1頭も馬券内に来てません。武史の主戦場は中山・東京なので、これは仕方ないのですが、京都で武史を買いたくないですね。

・12番 ラヴァンダ (望来)
 →正直、オークスとローズSは力負け。 
フローラSは展開が向いただけです。
内枠から先行できれば可能性がありましたが、今回は外枠。しかもクリスマスパレードに被される並び。ポジションを下げてしまい厳しい競馬になりそう。ここは消し。

・13番 クリスマスパレード (石川)
 →この枠順は最悪です。セキトバイーストに逃げてほしいですが、セキトバイーストはテンの脚が早くない。なので、スタートをうまく切って勢いが付くと、この馬がハナになってしまいます。そうすると、逃げる覚悟を持ってスタートを出すか、ポジションが下がる危険もあるが、序盤は抑えてコーナーまでに番手につくか。ペースが流れるか、位置取りが悪くなるので、この馬には厳しい競馬になりそう。紫苑Sはイン有利を番手から競馬しているので、展開有利だった。
フローラSは外を回した事で馬券外に飛んでしまった。展開不利でも勝ち切れるような能力はないので、今回は厳しいと思っています。

・15番 セキトバイースト(佑介)
→大外は最悪ですね。スタートが速いわけではないので、最初から脚を使わないといけないのはマイナスです。ローズSは展開が向いての3着。
インからスムーズに先行できれば、今回は逆転があってもと思いましたが、外で脚を使わせられるのは厳しい。クリスマスパレードが早めに競りかけてくると思うので、今回はさすがに展開が向かないかなと。

【買い目】

1、 単勝:11

2、 3連複1頭軸流し
軸:11
相手:2,3,4,5,6,7,8,10,14 (計36点)

3、 馬単 1頭軸マルチ
軸:11
相手:5,8 (計4点)

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