クイーンS 最終考察
クイーンS 最終考察
【予想の前提】
・今回はレースの特徴を基に馬券を予想。
このレースでは、瞬発力からの決め手勝負ではなく、スピードの持続力勝負になりやすい傾向があります。 札幌のコース特徴として、コーナーが長く大回りなので、スピードの持続力とスタミナが必要です。ちなみに、血統で考えるとゴールドシップ産駒ですね。 今年は、ウィンピクシスとコガネノソラが該当しています。
後はVM組が毎年のように出てくるレースですね。
今年のVMはHペースのイン差し有利馬場。Hペースを先行した馬・外を回した馬。この2パターンは前走不利とみて、狙っていきたいです。
【本命】
・12番 コガネノソラ (丹内)
→今回はこの馬を本命に。本命にしたい理由は2つ。
1 オークスとの舞台適性
→この馬、オークスは無理です。
ゴールドシップ産駒らしく、キレ勝負は向かず。この馬の武器は長くいい脚を使えること。
持続力が問われるレースでこそ、この馬の真価が発揮できます。タイプ的には、ドゥーラと同じようなものなので、ロングスパートで捲っていけるのは札幌でプラス。オークスの大敗で人気が落ちた今が狙い目ですね。 1800mは【3-0-0-1】と距離適性も抜群!スイートピーのような競馬をしてくれれば、勝ちまであると思います。
2 丹内ジョッキーの51kg
→丹内ジョッキーは普段51kgの馬には乗らないんですよね。なのに、今回は丹内ジョッキーが鞍上。これは勝負気配を感じますね。
それを裏付けするように、調教も動いており、楽な手ごたえで古馬に楽勝。オークスは間隔が詰まった所もあるので、前走からの上積みもある。
後は北のルメールと呼ばれる丹内ジョッキーを信じます!
この馬が8番人気は舐められすぎ!!
【2列目】
・14番 モリアーナ (武藤)
→今回はこの馬を対抗に。武藤じゃなければ本命です。ドゥアイズが1番人気ですが、
札幌1800mの舞台では、ドゥアイズに0.3秒差で楽勝しています。札幌1800mで同じ8枠に入ったのなら、枠順の差もなく単純な能力勝負なので、モリアーナの方が強いと思います。前走VMの敗因は、追走で脚が溜まらなかったこと。今回は距離延長+隊列が決まりやすい札幌コースなので、追走は楽になるはず。斤量+武藤ジョッキーでオッズ妙味もあるので、狙ってみたいです。
・6番 コンクシェル (武史)
→今回はこの馬を穴馬に。
今年のVMはHペースなので、先行勢には向かない展開に。この馬はHペースを作った主犯なので、おそらく逃げるとは思います。ただ初音Sでは、番手でも競馬ができたので、別に絶対逃げないとダメ!という馬ではないです。この馬を評価しているのは、中山牝馬Sです。逃げ馬も多いレースで、無理やりハナに立つ競馬をしました。
本来であれば、逃げ・先行馬が多いので、序盤に脚を使うとスタミナ切れを起こすのですが、最後は上り坂のある中山で、止まらずに後続に並ばせない競馬で快勝。VMでは、切れ味が求められるので消した1頭ですが、持続力が求められるこのレースでは、面白い1頭だと思います。札幌が得意な武史、VM組の中で人気もないので、オッズ妙味も込めて穴馬として狙ってみたいです。
・3番 イフェイオン (西村)
→この馬を考えるうえで大事なことは2つ
一つ目は、スタニングローズとアルジーヌよりも、イフェイオンを選んだこと。
二つ目は、調教が一番よく見えたこと。
それを踏まえると、今回は一番の買い時では?と思っています。小回り適性はフェアリーSで示しているので、穴馬まで考えましたが、たぶん、もっと人気するのではと思ったので、2列目の評価に。
内枠+先行馬なので、展開は向くと思います。
NHKマイルで5着に入った馬なので、斤量も踏まえ重賞でも通用すると思います。
・13番 ドゥアイズ (鮫克)
→VMで一番強い競馬をしてますね。
イン差し有利馬場を大外枠でロスがあった。
また、前走の鮫克の騎乗はとてもうまかったです。 マスクトディーヴァを終始マークして、外に出させない競馬。 最後は馬の能力で4着に負けてしまったが、馬場と枠順がかみ合わなかったので、次走を期待していた馬でした。
なのに、また大外枠か・・・
内枠に入っていれば、対抗候補でしたね。
ちなみに、札幌はオール連帯です。
【3列目】
・1番 ボンドガール (武豊)
→武豊ジョッキーの51kg。ここも勝負気配も感じますね。NHKマイルでは、直線で進路が無い不利があったので度外視できますが、距離延長が問題なんですよね。この馬の弱点は折り合いだと思っています。同世代戦ならNZTのように、折り合いを欠きながらでも素質だけで 好走することが出来ましたが、揉まれやすい内枠+距離延長+古馬混合を考えると、人気もするし積極的に買いたいとはなりませんでした。
・2番 ウンブライル (ルメール)
→VMで先行したので度外視できる1頭ですが、この馬から買うなら、他の馬から買う方が妙味ありますね。ルメールが鞍上なので過剰人気するのも嫌です。ちなみに、調教を見ても状態が上がってきていないように見えるので、ルメールの技術にかかっているというレベルです。
ルメールだから3列目、という評価です。
・4番 ラリュエル (佐々木)
→アルジーヌ買うなら、この馬も買わないとダメですね。3走前にアルジーヌを完封してます。
ちなみに、この時は陣営が状態悪いとコメントしているので、それで勝つんだ・・・という気持ちになりましたね。出したタイム指数は106、OPでも十分に通用するレベルです。近走ですが、福島牝馬は外枠だったので逃げられず度外視。
巴賞はホウオウビスケッツに先手を取られましたが、逃げなくても番手で競馬が出きた。
前回は輸送+休み明けの1戦。今回は叩いての上積みもあります。内枠に入ったのもプラスで、鞍上も佐々木君に強化されている。今後のことを考えると、逃げるわけにはいかないボンドガールとスタートがうまくないウンブライルなので、内ラチを取り切って、逃げることが出来るのでは?と思っています。福島牝馬を見ても、テンのスピードはウィンピクシスと変わらないので、枠順的にこの馬がハナを奪えるかも。問題はコンクシェルがどこまで競り賭けてくるかですね・・・
コンクシェルが番手で控えてくれたら面白いのですが。
・7番 アルジーヌ (佑介)
→前走の博多Sはセブンマジシャンに勝つ強い内容です。この馬の適正舞台は、小回り1800mなので舞台適性は高いですね。しかも前走は休み明けで馬体重が+20kg以上と明らかに叩き仕上げ。
今回は叩いての上積みも狙えるので、相手には買いたいです。
ただ、不安点は2つ。
中内田厩舎なので、休み明けの方がいい可能性が高い点。
状態の悪いラリュエルに完敗している点。
それを考えると、人気も踏まえ、ラリュエル買う方がいい気がしました。
・8番 ウィンピクシス (和生)
→枠順が微妙なんですよね・・・
昨年と斤量も変わっていないので、面白いと思ったのですが、昨年は2枠を活かして、ロスなく立ち回ったことが勝因だと思っています。今回は外枠とこの馬より内に逃げたいコンクシェル、ラリュエルがいるので展開が合わないと思います。番手でどこまで粘れるかですね。無理にハナに立ちに行くと、自滅してしまうので番手で控え、合っても3着かな。という評価をしています。
・9番 スタニングローズ (友一)
→57kgのハンデがネックですね。
VMの先行組なので、度外視できるのですが、コンクシェルとの斤量差を考えると、コンクシェルの方を買いたいと思いました。個人的に、西村君がイフェイオンの方に乗ることが気になっているんですよね。メンバー唯一のG1馬なので、能力も上位なはずですが、近走の凡走を考えると、買っても抑えかなと思いました。
【消し】
・5番 モズゴールドバレル (高杉)
→米子Sはさすがに負けすぎ。
先行有利展開で、3番手に先行して2桁着順はさすがに厳しい。VM組との力関係を考えると、買いたい要素がないです。
・10番 キタウイング (黛)
→もう無理だと思っています。
可能性があるなら、内枠のイン差しだと思いますがこの枠順なら昨年と同じような形で凡走して終わってしまうかと。
・11番 エリカヴィータ (池添)
→この馬は二度と買わないと決めました。
内でスムーズにロスなく競馬して、やっと掲示板という馬なので外枠に入ったのはマイナス。1800m馬券内0なので、さすがに消し。
【買い目】
1 3連複1頭軸流し
軸:12
相手:1,2,3,4,6,7,8,9,13,14 (計45点)
2 ワイド 1頭軸流し
軸:12
相手:3,6,14 (計3点×1000円)
計:7500円で勝負