スワンS、秋天回顧

スワンS 回顧

【トラックバイアス】
・このレースで肝心なのは馬場です。
クッション値10.4とかなり固い設定でした。
馬場の内側も馬場が傷んでおり、時計がかかるレースになっていました。 勝ち時計が1:20.5というタイムを見ても、時計がかかる良馬場になっていました。ラップタイムを見ると、前半3ハロン34.0、後半3ハロン35.0のHペース。

 このレースで求められたのは、

1 馬場の良い外を回せるか

2 時計がかかるタフな馬場に対応できるか。

3 序盤は脚を溜められたか

この3点ですね。

 【全頭回顧】
1着 ダノンマッキンリー
→松山君なら先行させてしまうのでは・・・
と不安に思っていましたが、ちゃんと序盤は脚を溜められていました。馬群に入れると折り合いを欠いてしまうので、外枠からスムーズに脚を溜められたのは良かったです。こうなったら、後は外を回すだけですね。ファルコンSで見せたような末脚が炸裂!2,3着馬は最後方ということを考えると、中団から競馬したこの馬は評価できます。
馬の能力は高いですし、モーリス産駒なのでここからの成長も期待できる。今後も楽しみな1頭ですね。 個人的には折り合い不安なので、軸にはできないのですが単穴なんかで馬券を握っておくと面白い馬だと思っています。
次走はどこですかね・・・ 
個人的には阪神カップがいいですね。

2着 オフトレイル 
→最後方から脚を溜める競馬。これしか出来ないのが弱点ですね。 展開がハマれば好走できるし、はまらなければ惨敗。中団で競馬できるようになれば、いいのですが馬の成長次第です。
今回は展開が向いての勝利が大きいかと。
ただ前走と比較すると、ベストはマイル。右回りですね。上がり最速33.1を出したことは評価しないといけません。マイルCSに出てくるとどうするか悩みますね。ペースが速くなるメンバーなら相手には買ってみようかと。

3着 トゥラヴェスーラ
→後方からの展開が向きました。
京阪杯で狙っていたのですが、人気してしまいますね。冷静に考えて、9歳馬の距離延長。来たら事故ですね。ただ、事故が起こりやすいHペースと馬場だったと割り切るしかないです。もしかすると、今は1400mの方がいいかもですね。

4着 ノーブルロジャー
→スムーズに外枠から先行。他の先行馬が苦戦する中惜しい4着でした。斤量の恩恵はあったにしろ、強い競馬でしたね。ここ2走で見限っていましたが、

5着 シングザットソング
→穴馬指名した馬ですね。
 先行馬に向かない展開だったので、この結果は仕方ないですね。ノーブルロジャーには斤量と通った馬場を踏まえると能力は上位ですね。 
なかなか好走できず後一歩という結果が多いです。ベストは1400mだと思うので、京都牝馬まで待ちです。

6着 ウィンカーネリアン
→一番強い競馬をした馬です。
アグリに終始絡まれていてきつい競馬になりました。馬場の悪い内を終始回していましたし、調教でも叩き仕上げでした。それで惜しい6着なら、評価すべき内容でした。次走はメイチ仕上げなので、次走も面白いです。

7着 マテンロウオリオン
→大外回して後方から回ってくるだけの競馬でした。展開が向いたのに、内にいた先行馬に3頭も負けているようではもう厳しいかと。

8番 セルバーグ
→どんな競馬をするか楽しみでした。
 前走は豊さんが控えましたからね。また控えるのか、逃げに出るのか、結果は控えましたね。8着というのは微妙な結果ですが、差し競馬は馬もジョッキーも今が勉強中ですからね。
GⅢぐらいなら、差し競馬でも好走できるかと。

9番 ダノンスコーピオン 
→斤量が多かったこと、直線で挟まれる不利があった。4着のノーブルロジャーと0.1秒差なら悲観する内容ではないかと。この馬のベストは東京でしょうし、右回りでもここまでの競馬が出来るなら東京への舞台変わりは来たいですね。 
京王杯まで先が長すぎますが。

10着 アグリ
→Hペースを作った原因ですね。 
 本命にしただけに、え?なんでそんなウィンカーネリアンに絡むの!?と思ってみてました。
あんな競馬したら、無理ですね。近走のアグリは中団で構えていい脚で伸びてくる競馬をしていましたし、枠順的に外差しができるので、いつもの競馬をしてくれれば、馬券内はあっただろうと思っています。先行して結果が出ないから、ノリさんが脚質転換させたのに・・・
ただ、改めてレース結果を見直すと、あることに気づきました。Cデムーロで負けたチェアマンズSは、ノリさんに乗り替わる前走でした。
なのでCデムは前走の経験のまま乗ったのかと。もう別馬ですね。今回ばかりはノリさんが乗ってくれていれば・・・と思う結果でした。 
ちゃんと脚を溜めてくれるジョッキーが乗ったら、1400m戦で狙います。

11着 バースクライ
→馬場の悪い内を先行。今回は何も向かなかったですね,1400mはやはり距離が長いので、狙うなら1200mかと。

12着 ピンハイ
→追走に精一杯でした。この馬には距離短縮は合わなかったですね。今回は参考外です。

13着 クランフォード
→先週のジェイパームスと同じです。
3勝クラス勝ったばかりですからね、いきなりGⅡではこうなります。まだ先がある馬なので、これがいい経験になれば

14着 キングエルメス
→調教が良かっただけに期待しましたが、
常識で考えれば、ここを叩いて次ですね。参考外でいいかと

15着 スズハローム
→ゲートで突進。外枠発走に。
あれで馬が走る気をなくした感じですね。
このレースは参考外です。運がなかったですね。

16着 サーマルウインド
→馬場の悪い内を通ってHペースを先行。 
さすがに厳しい競馬になりました。追走に精一杯でした。

17着 ジョウショーホープ
→馬場の悪い内を通ってHペースを先行。 
さすがに厳しい競馬になりました。追走に精一杯でした。

【次走で狙いたい馬】
・ウィンカーネリアン
→アグリに競り駆けられて厳しい競馬でした。
道中最後方の馬が2,3着に入る中で、この馬は逃げて1着と0.3秒差の6着。展開と馬場が向いていない中で、この結果は高評価です。次走は香港スプリントですが、高松宮記念の結果を踏まえると通用してもおかしくはないかと。来年の高松宮記念も状態が良ければ楽しみです。


天皇賞(秋)回顧

【展開】
・ホウオウビスケッツがハナに取り、Sペースに落とす競馬。前半59.9という明らかな前有利でしたね。ホウオウビスケッツが馬券内に残ったのは想定外の2点です。自分の予想では、レーベンスティールが先団に付くので、どのみちペースは流れる。また、リバティは早仕掛けをするというものでした。しかし想定外はここからです。
1点はリバティアイランドが早めに前を潰すと思っていましたが、レースを途中で辞めてしまったのも大きいです。2点目にレーベンスティールはコーナーでキングスパレスと接触して、後ろの位置になってしまったことこの2点が重なって、Sペースの展開が生まれました。展開が向かずに好走したドゥデュースとジャスティンパレスは相当強いです。

【全頭回顧】
1着 ドゥデュース 
→歴代G1で上り最速を出しました。強すぎますね。よく、この展開で勝ち切れたな・・・と思わせられました。すごすぎて、何もいう事が無いです。最後の3ハロンは【10.9-10.5-10.9】。
こんなタイムが出せるなら、そりゃ去年の有馬記念勝てます

2着 タスティエーラ
→普通なら勝ってます。相手がドゥデュースなら仕方ないです。調教でダノンベルーガに先着するほど状態は良かったです。 そもそも昨年のダービー馬ですからね。状態が万全なら、4歳世代では上位です。このコースも合うにきまってます。
松山君の騎乗もリバティの後ろにつけて伸びてくるだけ。という完璧な騎乗。相手が悪かった、これに尽きるかと。

3着 ホウオウビスケッツ
→展開が向いた1頭です。パドックはとても良かったですね。人気馬を抜くと、穴馬ならこの馬が一番よく見えました。ここ最近は充実期でしたし、この馬のベストパフォーマンスを出せる状態でした。望来くんの騎乗もとてもうまかったので、今後の活躍にも期待ですね。GⅡなら勝てると思います。

4着 ジャスティンパレス 
→調教は順調じゃないと思っていたので、抑え評価にしていました。個人的には、あの調教であんな競馬ができるのか!と思いましたね。
この馬のすごい所は、最後の直線ですね。
ドゥデュースがいたので、外に出せませんでした。なので馬群を縫うしかなかった。
それで、上り2位の脚を使っていました。
坂井ジョッキーもコメントしていますが、外を回せれば3着は合ったかも。次走も楽しみです。

5着 マテンロウスカイ
→ノリさんの騎乗も良かったです。
Sからの瞬発力勝負になったとしても、最後は良い脚で伸びてきていました。ドバイに行く前の馬体重と比べると物足りない気がしているので、しっかり休養を取って馬体を回復させて欲しいです。

6着 べラジオオペラ
→陣営がコメントしている通り、万全の状態ではなかったです。Sからの瞬発力勝負になると、この馬には厳しいので展開も向かなかった。
それで6着なら相応の評価は必要かと。
コンディションが整えば、G1でも好走できう馬だと思います。

7着 ソールオリエンス
この馬の成長を感じました。
上り33.3はこの馬の上り最速タイムです。
それを中団から出せるようになったのは馬の成長です。あとはSからの決め手勝負でキレ負け。
もう少しペースが流れてくれた方がいいですね。早いペースで引っ張ってくれる逃げ馬がいれば面白いです。メイショウタバルとの相性は良さそうなのでジャパンカップ出てほしい

8着 レーベンスティール
→最初のコーナーで接触。そこで位置を下げたのが敗因です。もう少し伸びてくるかとも思ったんですが、調教のやりすぎでお釣りが無かった可能性もあります。ここは参考外ですね。枠順も不利でしたし、運が無いですね。

9着 ステラヴェローチェ
→キレる脚がないので、この展開では無理ですね。直線で不利はありましたが、なくても馬券外でした。この馬の持続力を活かせる舞台になれば

10着 ニシノレヴナント
→さすがに相手が強すぎました。
 次は自己条件かと思います。これがいい経験になれば

11着 ノースブリッジ
→洋芝で好走している馬なので、東京では厳しい
スタートの出負けも原因かと。

12着 キングスパレス
→Sからの決め手勝負なら無理ですね。  流れる展開で長くいい脚を持続させるのが、この馬の武器です。ここは真逆の適正を求められるので、度外視でいいかと。

13着 リバティアイランド
→レース映像を見ると、川田ジョッキーが一杯に動かしているのに、全く反応をしていませんでした。故障ではないとすると精神面。
 うーん、次走から取捨に困りますね。
メンタル面だと調教でも見抜けませんし・・・

14着 ダノンベルーガ
→本当は強い馬ですね。
スタートで躓いて、馬のリズムが崩れたのが敗因です。次走は距離が長いジャパンカップなので、買いづらいです。来年のドバイまで待ちですかね・・・

15着 シルトホルン
→さすがに能力が足りなかったです。
 次は自己条件かGⅢかなと。


【次走で一番買いたい馬】
ジャスティンパレス
→ドゥデュースに蓋され、レーベンスティ―ルにも蓋され、直線で進路が空いていませんでした。 そのため、内で馬群を縫いながら進むしかなかった。それで、上がり2位の末脚を使っています。 この馬に2000mは短いですし、距離延長で狙いたいです

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