[読書録]心配事の9割は起こらない
心配事の“先取り”をせず、「いま」「ここ」だけに集中する
本書のはじめの一文は「余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落として、限りなくシンプルに生きる」です。
周りの目を気にして、些細なことまで心配に思ってしまうことが嫌で、私も同じようなことを思っていました。私と同じように「なんとなく生きずらい」と感じている人はおすすめです。
本書では、「自分」はどう考えるかということを中心に、仏教の言葉をかみ砕いて説明しながら進んでいきます。
他人(世間、家族、友人、世代など)の価値観を中心に考えてしまうと、自分との価値観のずれが、ストレスになると私は思っています。
そんな時に、「自分」の価値観がどこにあるか、見つけるヒントをくれる本だと思います。
普段仏教を意識することは少ないと思いますが、何かと不安をあおるような情報が蔓延する世の中で、参考になる考えも多くあると思います。