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[読書録]楽観論(古市憲寿 著)

楽観とは、腹をくくること

 本書をたまたま見つけ、電子書籍で購入しました。
 著者は、社会学者とも紹介されるこがある通り、世の中をいろいろな視点から見ていて、新しい見方とさせてくれます。

 メディアなどでの発言に賛否はあるようですが、視野を広げてくれることを期待して読みました。

 世の中には悲観的なニュースがあふれ、連日報道されています。悲観的である方が、見る人をひきつけるからですが、それらに疲れてしまっている人も多いと思います。
 著者は悲観な未来予想がすべて起こるわけではない、楽観的に考えてもいいのでは、と書いています。
おみくじで「大吉」が出たり、星占いの結果いいと、少し気分がよくなったり、根拠のない自信で物事がうまくいったりすることもあります。

 コロナきせいが緩和されたことは明るい話題ですが、物価の上昇で家計が苦しい、出生率が低く日本大丈夫か?など悲観的な報道は耳に残ります。それでもただ情報をうのみにするのではなく、一回受け止めて見方を変えてみるのもいいと思います。
 本書は著者がどのように考えていて、自分自身のものの味方が1つ増える作品です。
興味持たれましたら、読んでみてください。

 未来は誰にもわかりません。悲観的な未来予測も根拠がないものばかりです。以前にnoteの記事で紹介しましたが、「心配事の9割は起こらない」という本の通り、我々が勝手に心配を膨らませているだけかもしれません。
 本を読んでいろいろな意見を知ることで、悲観的なことへの耐性がつくのではないかと思って本を読んでいます。


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