自分が経験したネットスカウトの世界

まず、僕にはネットスカウトをしていた時期がありまして、2つのスカウト会社で働いたことがあるので、それを書いてみようと思います。

ただ、これから書く記事のスカウトの仲間の人とまだ連絡先繋がっていたりするので、個人的な内容を含めてあまり詳しいことは書けない部分もあるかもしれないですがご了承ください。

スカウトを初めて知ったきっかけは、Twitterでスカウトの人が使っているアカウントをみかけて、ネットスカウトってなんだろうと気になって、ネットでいろいろ調べていたら、YouTubeにネットスカウトの仕事を密着するような動画をみつけたことです。

スカウトの仕事を簡単に説明すると風俗、夜職関係のお店にスカウトが女性を紹介するといった感じで、僕がみつけた動画では路上スカウトでしたでしたが、ネットスカウトになると基本的にはSNS上から風俗、夜職関係の人と繋がって提案をしていくようになります。

仕事の内容からコミュ力が重要そうな仕事だとわかり、当時どうしてもコミュ障を克服したかった自分もこの人たちみたいに喋れるようになりたいということで興味を持って、Twitterでネットスカウトをしていた人にDMを送るまで行動に踏み切りました。

そして会う約束をして、待ち合わせ場所は都内のシーシャ屋で、男性二人組と面談をして簡単に仕事の内容などを教わり、向こうが用意していてネットスカウト用のTwitterアカウントを使わせてもらうことになり、仕事を行っていきました。このとき、シーシャで面談でしたが、僕はシーシャは吸ってないです。

ただ、仕事を教えてもらえたのが初日のみで数ヶ月経ってから自分に成長が感じられないような気がしてきて、このスカウト会社は辞めてしまいます。

その後、スカウトを辞めてから、生活保護で何も無い日々に嫌気がさしていたとき、寮、食事補助などがあるよさそうなスカウト会社をTwitterでみつけて、DMで連絡を送りネットスカウトを再挑戦してみることにしました。

このときはカフェで面談をすることになり、とある有名YouTuberの動画編集をしていたという人と、スカウト会社の社長と面談をしました。

スカウトは厳しい世界という話を聞いたりして、それでもスカウトをすることに決めて、LINEでやり取りをするようになり、スカウト会社の事務所に泊まらせてもらったりしながら、仕事を教わりました。

仕事を任されるといっても、自分の場合はコミュ障だったので、女の子に店舗紹介をするというよりは優良店舗、悪質店舗、それぞれのアンケートをとって回収するといった感じで、それで店舗の勉強も兼ねて仕事を覚えていくような感じでした。

店舗に紹介する際には、採用条件として身長ー体重を計算したスペックという数値を出して使ったり、店舗で働くには身分証の提示が必要で、だからこそ身分証が無い子は立ちんぼ、個人での仕事をやらざるおえなくなったり、いろいろと教わったことを思い返すと、業界に入るまで知らなかったことたくさんあったと思います。

社長はネットスカウトとして有名なAV女優を輩出しており、スカウトには事務所にその女優のカレンダーが飾られていたり、事務所の家賃も都内で数十万するところだったり驚きの連続で、ネットスカウトをしていると、Twitterで裏垢男子として活動している人から女の子を紹介してくださいというDMが送られたり、最近は個撮の仕事が増えていて女の子からも人気になっていることなどもわかり、風俗嬢の方の明細情報も入ってきてかなり稼いでることも驚いたりしました。

現在では、ネットスカウトをしている人が増加傾向にあり、風俗嬢の子が出稼ぎ先を探しているツイートをすると、そこに80人以上のスカウトマンが群がるという感じで取り合いをしているような感じで、その中から選ばれるためにはどうしても信頼を得たり差別化を図るような作業も必要で、風俗嬢とのコラボなど運用方法をいろいろ教わりました。

元々は昼職で苦労している人もいたり、独学でプログラミングを勉強してホームページを作れる人や、イラストを描くのが趣味でお店の看板をデザインしたことがある人など、スカウト仲間の人たちも生き残りが厳しいこの仕事を続けられている人はスカウト以外の仕事もできたり、僕の周りだとそれなりに優秀な人が多いような感じでした。革ジャン、スカジャンをよく着ている人がいて、自分が上着を持ってなかった寒い日にスカジャンを着せてもらって、いい感じだったので、後日に自分で自分用のスカジャンを買ってみたりという影響も受けてます。

その後、僕がネットスカウトを辞めた理由に関しては、精神科の主治医の先生や親など周りの人たちにもこの仕事をしていることが知られて、ネットスカウトは犯罪だと怒鳴られたりしながらも続けていましたが、最終的には自分のメンタルの問題で続けられなかったです。

ネットスカウトを辞めた後の今の自分は無気力気味で、以前までの多趣味で活動的な自分を失ってしまい、何もできない同じような日々の繰り返しで自立支援に通ってます。

今後、ネットスカウトを復帰したり、別の活動をするようになったら記事として書くかもしれないです。


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