【詩】身に覚えのない青
表層と呼ばれるまでの
時間がリンクする上目遣いで
集まってきた青い問いとして
気づかれないうちに
あらわれでる
心がそこでなくとも
沈黙が見えていないもの
沈黙が伝えられずに
いるものであるように
わたしの中で軌道がズレて
後悔している子供らの
心許ない不安の色にも見え
記憶の粒子が隅々に染み込み
時を経て立ち上がる
道具ではない
心そのものの言葉でも
補修できなければ
時間をかけて自らが
傷つくように
青く深い紫に
その痛みの血の色に
時を刻印する
肌を汚(けが)すしるしが
覚えのないざわめきらしく
その意味を
押し付けてくるかのように
わたしを成している幾層かの
時の蓄積さえ押しのける迷いなのか
青く青いしるしとして