Zガンダムの推力馬力を計算する
全国のZガンダムファンの皆様こんばんわ。
今回は簡単に書けるテーマとしてZガンダムの推力馬力について記事にします。
因みに画像は魂ウェブより、METAL BUILD ゼータガンダムの画像を拝借しました。
一昔前、モビルスーツ(MS)のジェネレーター出力を零式艦上戦闘機(ゼロ戦)やスポーツカー等と比較してMSショボい、という記事が商業誌で見られたのですが、根本的に間違っているので信じてはいけません。(いや、それでもジェネレーター出力が低過ぎるのは確かですが)
飛行機や自動車のエンジン出力と比較すべきは、同じくエンジン出力になります。MSの場合はスラスター推力というのがそれに相当します。「RX-78-2 ガンダム」なら、55,500kgとされており、これは現行戦闘機の「F-35 ライトニングⅡ」アフターバーナー使用時19,477kgfの倍以上ということになります。しかしこれだと飛行機位しかエンジン出力を比較できないので不便?です。そこで登場するのが推力馬力というわけです。
推力馬力とは何ぞや?ということですが、推力と速度から馬力を計算するというもので、
推力馬力 THP=Fn×Va/75
※ここでFnが推力、Vaが速度
の式で表すことができます。
従って、推力と速度の値さえ分かれば簡単に計算することができるわけです。
ここで問題となるのが、殆どのMSが推力設定はされていますが、速度設定はされていません。そんな中、『ガンダムMSグラフィカ』という本において「MSZ-006 Zガンダム」の最高速度はマッハ1.5とされています。
スラスター総推力は112,600kgとされているので、これで推力馬力が計算可能です。
単位を合わせる必要があるのですが、音速を秒速331mとすると、
112,600kg×1.5×331m/s / 75 = 745,412Hp相当
レシプロ戦闘機などは全く次元が違う馬力ということになりました。
因みにZガンダムの推力にフライング・アーマーの数値は加算されていません。つまり、実際はこれより相当に大きな推力を持っているはずです。
‥とまぁ今回は簡単な記事でした。