ママ、大好き、と娘は言う。 反抗期がきたら、絶対言わなくなるから、 今のうちに言っておくね、だそうだ。 息子のことに頭を悩ませていると、 あの子は賢くて優しいんだよ、 すごくいい子なんだよ、と、 さらりと言う。 「ふつう」のことができるかどうか、 なんてことに、惑わされることなく、 相手のいいところを見てくれる。 あなたも、あなたの弟も、 自慢の子供たちだ、と毎日のように 言い続けている。 言わせてくれる、娘と息子に感謝する。
息子が、 放課後デイサービス(以下、A。)より、 学童の方がいい、と言う。 前は、イライラする場所じゃなかったけれど、 最近はイライラする、と言う。 学童は宿題が終わったら、 一人で好きなことができるのに、 Aはそうじゃない。 あれをしよう、これをしよう、と、やらされる。 ゆっくりしたいときもあるのに、と、言う。 ソーシャルスキルトレーニングが必要です、と、 学校でも、Aでも、病院の心理士さんからも聞いた。 負荷をかけられ、イライラしながら、 ソーシャルスキルを身に着
こうすべきとか、 こうでなければいけないとか、 そんなことからは自由であっていい、 と親は思っています。 長くてもたった百年程度の人生です。 自分を好きでいてください。 生きていてよかった、と思ってください。 それができないのならば、 世の中の「ふつう」なんて、 そんなもの、 ぐしゃぐしゃっと潰して、 口の中に放り込んで、 ごくりと飲み込んでしまえ。 あなたは自分を幸せにする権利があるのです。
学童に迎えに行くと、息子がしょんぼりとしていた。 上目遣いで、こちらをそっと伺っている。 ああ、今日は調子が悪かったのだな、と思った。 「今日はだめだったんだ。3回もだったんだ。」 3回、今日の彼は癇癪を起こしたらしい。 2年生になってから、息子は学校で癇癪を起こすようになった。 理由はいくつかあるけれど (あまりにも許し難い理由もあり、 私と夫は、スーツを着て、教頭との面談に向かった。)、 理由はともかく、 親も本人も、彼の制御し難い「イライラ」をどうするか、 どうし