剣道具について考える 剣道具の役割の変化
大雑把にいうと簡単な和装をして、竹刀を持って、面・甲手・胴・垂をつけてやるのが剣道である。つまり剣道に必要な物は、衣装・竹刀・剣道具(面・甲手・胴・垂)である。
ここで剣道具の成り立ちと役割について考えてみる。
剣道は剣術を源としている。竹刀や剣道具が発明される前は型稽古が中心であり、実際に技量を確認する方法はなかった。使われたのは刃引きや木刀であり一歩間違えば命に関わるからである。
そこで竹刀や剣道具が発明され、命を落とすことなく安全に技量を試す試合ができるようになっ