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そら野ファーム2

次に、有限会社そら野ファーム 代表取締役社長の藤田友和さんにお話を伺いました。

画像リンク先:地元の新鮮な農作物を、買って・食べて・体験できる「そら野テラス」。 | Things(シングス)|新潟のローカルなWebマガジン (things-niigata.jp)

Qなぜ地産地消を始めようと思ったのですか?
なぜという概念はなく、自然と地産地消になっていった。
大豆の生産組合から始まって、農家が5軒集まって、自分たちが作ったものを直接お客様に届けたいという思いから、直売所を設立し、現在のカフェ様式にたどり着いた。
直売所では一年間で160のお土産屋さん含む農家さんの協力を得ている。

農家さんの協力を得て営業している直売所
TONERIKOで食べることができる料理も購入できる

Qメニューについて
社長の奥さんがメニューを考案している。
―考案者について
金融機関に勤めていた。社長からこういう店をやりたいと提案されて、料理について全く知識がない状態から飲食業について勉強を始めた。
フェルミエ(ワイナリー)→あぐりの里→米粉学ぶ東京のスクール→東京の料理研究家から料理のいろはを学んだ。今でも東京の料理研究家の方に考案したメニューを試食してもらい、OKが出たものがメニューになっている。

Qメニューへのこだわりはありますか?
主婦などでも作れそうだが、決してまねできないもの。気取っていなくて、はやりの要素があり、リピートしてもらう。米をいかにおいしく食べてもらうか。和食メインで、ほかのジャンルも取り入れる。基本的には、季節ごとの野菜に合わせて、メニューを構成している。

Qどうしてこの立地でお店を始めようと思ったのですか?
大豆とコメがメイン。大豆とコメを乾燥させるための機械が騒音などの理由で、民家の近くに建てられない。当時大通りに面していて田んぼの真ん中に建物を建てることが許されていたうえ、たまたま知り合いが持っていた土地を譲ってもらうことができたため、そこに乾燥調節施設を建てた。この場所でやりたい、ここにお客さんが集まれば、この地域の農業を守ることにつながると考え、現在の形に発展していった。そのため、店舗を拡大するオファーが来ても、この場所でやることにこだわりを持っているため、2号店などの予定はない。
どこにでもある空間じゃダメ!同じ景色でも異空間や非日常を演出する。

Qどのような食材を育てているのですか?
 米、大豆がメイン。イチゴ、ブルーベリー、トウモロコシ、イチジク、さつまいも、その他野菜。
米(水稲)の耕作面積72ha(東京ドーム15個分)
大豆53ha(東京ドーム11個分)
すべての耕作面積が130ha(28個分)

建物の周りに広がる耕作地

Qイベントはなにを行っていますか?
稲刈り、田植え、青陵高校と幼稚園 田植え、さつまいも・とうもろこし収穫イベント(二日で300人)、いちご狩り、ブルーベリーやいちじくの収穫体験も考えています。

今年春頃行われていたいちご狩りの広告

画像引用先:そらの通信 | そら野テラス (sola-terra.jp)
(収穫体験やイベントのお知らせ、季節のおすすめなど新着情報はここから入手できる)

取材をしたことによって
そら野ファームで育てている食材や、会社を立ち上げようとした経緯を知ることができました。農家から始めたとは思えないほどたくさんの種類の食材がそろっており、今や野菜だけでなく旬の野菜やお土産がそら野ファームで購入できるようになったため、毎日たくさんの人が訪れています。立地も多くの人が訪れやすいような場所にあるため、新潟の農業を活性化させていくためにとてもいい環境であると感じました。


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