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301. 「自分でもなんとかできる」と思えることが幸せなのかもしれない。
ヘアカットだけは、失敗するのが怖くて、ずっと自分ではできなかった。前髪すら切れなかった。
「プロに頼るしかない」と思っていた。
なぜかというと、チャレンジしてみたときに、上手くいったことがなかったから。また、子どものとき、母に前髪を短く切られすぎて、嫌だった記憶があったから。だから、6歳の長女と4歳の次女は、赤ちゃんのときから、ずっと美容院に連れて行っていた。
でも、1年前くらいからチャレンジを再開してみたら、回数を重ねているうちに、恐怖心がなくなってきた。数日前は自分の前髪をカットしたし、今日は、1歳の長男が目に刺さりそうな前髪を嫌がっていたので、前髪とサイド、後ろ髪までカットした。
長女と次女は「長い時のほうが可愛かった」と言っていたけれど、「ますます可愛くなった」と自画自賛した。夫も「可愛くなった」と言ってくれた。そして、何よりも、髪の毛の煩わしさが減ったことで、長男の笑顔が増えたので、本当によかったと思った。
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なんでも自分でやれるだけで、節約になる。
ヘアカットに再挑戦し始めたきっかけは、かぜたみラジオの中で耳にした言葉だった。
料理でも掃除でもヘアカットでもなんでも、自分でやれるだけで、節約になる。なんでも、誰かにやってもらおうとすると、お金がかかる。
その言葉が、育児のため休業中の私の心に突き刺さった。
料理も掃除も育児もそう・・・いくらがんばっても、1円ももらえないのに、プロに少しでもやってもらおうとすると、逐一お金がかかることを実感していたから。
それで、唯一自分でやることを拒否していたヘアカットにも挑戦してみようかな、と思ったのだ。つまり、ヘアカットに再挑戦するようになった動機は「節約」だった。
でも、今日、私が長男の髪の毛を切って、「なんでもプロに頼らず自分でやれるのはいいことだ」と思ったのは、節約面だけではなかった。たしかに、美容院代や、美容院を予約する手間や美容院に行く時間の節約ができたことは嬉しかった。でも、それ以上に思ったのは、
「プロに頼るしかない」と思っていた自分よりも、「自分でもなんとかできる」と思える自分の方が好きかも
ということだった。
プロに頼りたいときは、頼ればいい。たまにいく外食がたまらなく幸せなように、ヘアカットに限らず何でもプロに頼ることで、上手にやってもらえるし、楽になったり、癒やしが得られたりして、お金をかけるだけの価値があるのだから。
プロに頼りたいのか、自分でやりたいのか。大切なのは、そのどちらかを選べる自分でいることなのかなと思う。これからも「自分でやってみたい」と思った時には、「自分でやってみる」方を選べる自分でいたいと思う。
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