【DAY114】紙は神なり?
こんばんは、あんです。
旅行に行ってた友人から
お土産をいただきました。
和紙のブロックメモ!
ご家族で、岐阜の白川郷に
行かれていたそうです。
なぜ白川郷?
目的は
美濃和紙の紙すき体験をするため
だったそうです。
和紙のお話を
少しだけ聞かせてもらったので
シェアさせてください。
和紙って
どんなイメージをお持ちですか?
わたしは、
書道で使っていた半紙や、
障子に貼られていた紙を思い出すと、
ペンや鉛筆では書けないし、
繊細ですぐ破れる
という・・
あまり使い勝手は良くないイメージがありました。
一般的に、わたしたちが日常使いしている
パルプ紙は、
外国から輸入されたものです。
木の幹を粉々に粉砕して、
チップにして溶かして
(多分、薬剤とか使うんだと思います)
それを再び固めて
紙にする
という工程で作られるんだそうです。
(超ざっくりですが・・)
では和紙は、
コウゾやミツマタという木が原料に使われ、
枝の皮を剥いで、
繊維をほぐし、
ごみや汚れを手作業で取り除き、
抽出液と混ぜ合わせて、
枠の中で上下左右に振って、
紙すきがおこなわれるのです。
詳しくはこちらをぜひ↓
先ほども書きましたが、
和紙って、お値段高いし、
凹凸があって厚さ均一じゃないし、
繊細で書きにくいし、
全然実用的じゃないよ
なんて思っていたんですが・・
和紙づくりの工程の中には、
日本人の精神が
受け継がれていたことを何も知らなかった
自分がいかに無知で愚かだったか・・
本当に、恥ずかしいです・・
西洋の紙、日本の紙
幹ごとごっそり使う外国のパルプ紙は、
ちょっと乱暴な言い方をすると、
自分たちのために
木の命を奪って
紙を作ってる印象です。
しかし、和紙は
木の”枝”の皮を剥いで
丁寧に繊維をほぐして作られる。
自然を何よりも大切にして、
先人から受け継いだ大切な知恵を
書物として後世に残すため、
少しだけ使わせていただきます、
という自然に対する畏敬の思いが
聞こえてきそうな気がしました。
自然は神なり
日本では、
紙を作るために
木を幹から伐採するようなことは
行われていなかった。
地球とともに
自然とともに
神様とともに、生きる
昔の日本人にとって
こんなふうに考えるのが
当たり前の日常だったんだ・・
こう思うと
感動で胸がいっぱいになりました。
そうやって大切に作られた和紙
その和紙によって
大切に受け継がれてきた、
日本の古典
その中に込められた先人たちの想いを
大切に感じながら
次はわたしたちが
そのスピリットを
後世に伝えていく番だ、と思います。
紙と神
同じ音なのは
偶然じゃないのかも
しれません。
久しぶりに手に取った和紙は
1枚1枚にすかしが入っていて
本当に美しい・・・
込められたエネルギーを感じながら
大切に使わせていただこうと思います。
では今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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