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Photo by
satokod
#エリック 80年代が詰まった切ないストーリー
ご無沙汰しておりました。
新しい仕事に慣れるまで余裕なく過ごしていました。
noteを開くこともできず…やっとひと月過ぎて落ち着いてきたところです。
ふぅ~~Netfrix観よ~~!!!
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80年代のニューヨークを舞台にしたNetfrix配信ドラマ #エリック
とても引き込まれて良いドラマでした。
あのベネディクト・カンバーバッチが冴えないアルコール依存症の父親を演じ、見ているのが辛くなるダメ人間ぶり、家族や仲間からも見放されてしまう。
そして孤独の中で現れた怪物エリックと共に消えた息子を必死で探し、次第に自分自身を見つめ始めるのです。
それは、息子エドガーが無言で父親に訴えつづけていたメッセージでもあります。
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かつて流行だった”早口で皮肉屋の変人キャラ”が懐かしい。
”恋人たちの予感”のビリー・クリスタル的な…嫌われキャラ。
どこを切り取っても80年代を彷彿とさせてくれる。
何度も制作年を確認してしまった。
人種差別、同性愛、貧困、ドラッグ…etc
ただ自分らしく生きることの難しさを登場人物の皆が抱えている。
それでも希望を見いだそうともがき苦しむ者たち…もしくは、ひっそりと
耐えしのぶだけも者も。
刑事マイケルの表情も目が離せない。
そして流れてくる”10CC ♪ I’m not in Love” これはヤバいです。
この曲の世界観がドラマをまた感傷的に盛り上げてくれました。
(歌詞はとても情けない失恋の話、そう誰もが思いを伝えられずグズグズと情けなく生きているのだろう)
ラスト、エリックと化したヴィンセントがテレビカメラの前で訴える姿に涙がとまりません。