やけどをしたら。Part1
まだまだ寒い日が続いておりますね。
この時期、多いケガ?は「やけど」ではないでしょうか。
かくいう私も、湯たんぽで何度か小さな低温やけどを経験したにもかかわらず、5年前に左ふくらはぎに約6cmx5cm、深さ?約1㎝の巨大「低温やけど」を負ってしまった経験があります。
超、超、超、超ーーーーーーーー痛かったです(泣)
やけどをしたあとって皆さん、どのようにされてますか?
おそらく、熱いものにふれた(やけどした)→冷水をかける→消毒をする→軟膏を塗る→ガーゼを当てる。だと思いますが(この方法はもう古いのでやめましょー)、低温やけどの場合は、もうこの作業さえも、時すでに遅し。となるようです。
あったかいものが、皮膚に長時間触れていることで、じわりじわり皮膚を傷めつけ、それが深部まで傷めてしまうのが、低温やけど。
どんなに消毒しまくっても、組織が壊死しちゃってるので、時すでに遅し。となるわけです。
原因は例えば、湯たんぽ(←私の油断した奴)、カイロなどがあります。
低温やけどの対処を通常やけどと同じに考えたら、ちょっと違う。そうです。
このやけどに「湿潤療法」という画期的な治療方法を生み出したのが、
夏井先生です。
なついキズとやけどのクリニック 江東区門前仲町駅近くの形成外科,皮膚科 (natsui-clinic.jp)
その節はめっちゃお世話になりましたー!!
湿潤療法のメリットは
1.早くて、
2.痛くなくて、
3.ほとんど跡が残らない(低温やけどや高温熱傷は別)
擦り傷とかできたとき、絆創膏を貼るとかさぶたになって、はがすとまた血が出て。。。が結構なエンドレス具合で続きますが、かさぶたにならないし、エンドレスのループにはまらない。それがこの湿潤療法です!!!
巨大低温やけどができる前の、低温やけどちょこちょこ君たちには、
無意識にキズパワーパッドを貼っていました。
キズパワーパッドが出現したころ、「傷がきれいに治る」情報を仕入れていたので、キズパワーパッド一択で貼りまくっていましたが、これも湿潤療法の一つ。おかげさまで、ちょこちょこ君たちは、きれいに治りました。
キズパワーパッドは、ちょっとお高めですが、
ハイドロコロイド絆創膏は、5枚入りかな?ダイソーでも売ってます。
プラスモイストなら、大きさを自由にカット可、ネットで購入可でコスパ良しかもです。
通常やけど、低温やけどはもちろん、擦り傷などにもOKです!
(私の巨大やけどには、ちょっとしたオペが必要でした(泣)が、その後はプラスモイストで治療しました)
5年前は、学校の保健室でも取り入れた!と養護教諭の勉強熱心さに感動するくらいな感じでしたし、今じゃ取り入れている病院も夏井先生のHP見ると増えているので、うれしい限りです。
よくドラマで傷の手当てに消毒液をかけて、イテテテ!とか言ってるので、湿潤療法にすりゃーいいのに。とドラマの内容そっちのけで、いつも思っています。
やけどはしないのが一番ですが、してしまったときの対処法として頭の片隅にれていていただけると嬉しいです。
もちろん、傷の状態、程度は自己判断せずに病院へ行ってくださいね。
※湯たんぽだけじゃなく、カイロを寝ている間に足の指先にあてたまま寝てしまったお年寄りも指の壊死をしてしまったことがあるそうです。
夏井先生が日々治療についてHP更新しているので、ご参考ください。
新しい創傷治療:更新履歴 (wound-treatment.jp)