体で返してね...
銀行による借入では「担保」を要求されるのが一般的です。
それは「保証協会」なり「不動産」に限定されます。
でも個人による出資の場合、その「担保」は自由なため、
例えば「体で返す」という条件を求められる場合も…
こう聞くと「風俗に飛ばされる」的なことを想像されると思いますが、そんなヤクザな話ではありません汗
僕も社内の独立希望のスタッフに出資を行う場合、
「失敗したら出戻り社員としてまた働けばいい。給与の一部を返済に補填してくれればいいから」という条件を提示しています。
再雇用の際に給与の一部を返済に充てる、まさに体で返してもらう手法は「未来の労働力を担保」に貸付を行っているとも言えます。
これを業界用語で「ノンリコースローン」と言います。
人手不足が顕著な業界の場合、この「うちで働きなよ」という担保設定が長期採用として効果的なことを知っている社長も少なくありません。
こう聞くとダークな貸付に感じそうですが、借りる側も得意な仕事で返済ができますし、給与をダウンにしてもらうことで社保負担も軽減されます。
何よりチャレンジ失敗後の雇用を確保してくれているので、安心感を感じてくれます。
うーん「アメとムチ」は表裏一体ですね。