Vol.23 攻撃の山場(差押)...

放置から4ヶ月…
とうとう「裁判の予告通知」がきました。

この裁判の後に「差し押さえ」が実行されます。
そもそも差し押さえ（※以後、差押と表記）とは何か？

【差押】
・差押の対象は主に７つ
　ー1.不動産 　（マイホーム/別荘など）
　ー2.現金 　　（口座の預金）
　ー3.売掛金　 （クレカでの売上など）
　ー4.給与 　　（1/4まで、33万以下は不可）
　ー5.在庫　　 （家具など）
　ー6.車両 　　（マイカー、法人カー)
　ー7.生命保険 （積立返戻金）
・７つ全てを差押るには、７回ほど訴訟が必要
・もちろん訴訟にはコスト（弁護士費用）が発生

僕の場合、銀行や法人から「１０の訴訟」をされました。

僕　「裁判所には立ち会って頂けますか？」
医者「ん？　裁判も放置でいいよ」
僕　「え！？　それも放置！？」
医者「だって勝てないじゃん。弁護士費用もかかるし」
僕　「でも出廷しないと罰則とかないんですか？」
医者「民事裁判だから出廷義務はないよ。ペナルティーもない」

もちろん出廷しなければ、
裁判は相手の勝訴、差押は実行されます。
でも裁判を通じ「資産の場所」を相手は把握できてないため、
事実上、回収が困難だというのです。

仮に10訴訟、全てに出廷すると、弁護士費用は莫大なものに。
払う余裕もありませんし、スルーという選択しかないのです。

医者「その金があるなら復活に充てるべき」
僕　「これららもどんどん差押の訴訟が来ますかね？」
医者「差押にも金がかかるんだよ。向こうもリスクを背負ってる」

【差押のコスト】
・現金　　：30〜50万 、判決後１週間程で差押を実行
・売掛金　：30〜50万 、判決後１週間程で差押を実行
・給与　　：30〜50万 、判決後１週間程で差押を実行
・生命保険：30〜50万 、判決後１週間程で差押を実行
・在庫　　：100〜200万 、判決後３ヶ月程で差押を実行
・車両　　：100〜200万、判決後３ヶ月程で差押を実行
・不動産　：100〜200万、判決後６ヶ月程で差押を実行

仮に50万を回収する場合、
差押で費用が掛かり、損してしまうケースも多々あると言います。
あくまで相手側の「費用対効果」での判断

僕　「ビジネスだから、損得が基準となるのか…」
医者「プロほど、この辺の判断が迅速でドライよ」
僕　「もう１０回も差押られたら、つまむ肉もない骨の状態ですよね」
医者「そう。そんな相手に何度も差押したら担当がクビになる」

回収の実態を知ることで、
少し余裕を持った捉え方ができるようになってきました