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神様のようなお客様は神様です

ファミレスでもコンビニでも、工場でも運輸でも引越しでも清掃でも製造でも、アルバイトはアルバイトです。
そこから超える事はありません。
正社員並みの責任感、持っていません。
持てという方がムリです。

でも、アルバイトも人間です。
接客、調理、製造、配達、どんな仕事をしていても感情を持っています。
変な客がいたらイヤな気がします。
クレーマーなんて即ブロックしたい存在です。

「お客様は神様です」
遠い昔に演歌歌手のオジサンが言ってました。
しかし、すべてのお客様が神様ではありません。
神様のようなお客様は確かにいます。

とはいえ、難しいのは神様とはどんな存在かということです。
限りない愛で包んでくれる。
決して責めたりしない。
やさしく見守ってくれる。
それだけが神様の行ないだとしたら、私たちは成長するのでしょうか。

「神よ、艱難辛苦を与えたまえ」
戦国武将の山中鹿之介が言ったように、苦難を与えて私たちの成長を助けてくれるのが神様だとしたら、どんなクレーマーでもクソ客でも、神様には違いないと言うこともできます。

と、多少スピ難民みたいなことを言い出した日には、神様議論は堂々巡りになってしまうのですが、あえて神様とは、
「やさしく見守ってくれる存在」
とムリヤリ定義した場合、神様みたいなお客様は確かにいます。

「お客様全員が神様とは言えないが、神様のようなお客様はいる」
その人たちに会うために、私たちは多分、日々、ミラノ風ドリアを運んでいるんです。
そして、そんな神様のようなお客様に会うためには、一定数の”そうではない”お客様に会う必要があるのでしょう。

でも、その割合(神客/そうでない客 )は、割と簡単に上げることができるのです。

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