競馬関係者、マスコミ、そしてファンの方々、審議ルールについて再考を訴えて欲しい。
昨日の競馬は藤岡康太騎手の喪に服したレース一色になって、かなりレース自体が異質な展開が多かった。
関わる人みんなが普段と違い、様々なことに気を遣いながらレースをしていたから。
当然ながら、荒っぽい騎乗もほとんどなかった。
全てのレース中の事故を防ぐことは出来ないが、常に危険な事には気を遣いながら競馬をするということは出来るという証明だと自分は思いました。
それならば、改めて言いたい。
最近のJRAの審議制度に関するずさんな、あるいは開催進行を優先するかのような運営の仕方に異議を唱えて欲しい。
あからさまな妨害になっても、あるいは危険な乗り方になっても審議ランプすら点灯しなくなった現行の審議ルール運用は絶対におかしいし、騎手の心理に悪く働きかけるような状況についてずっと自分は言い続けてきました。
いつか被害者が出てしまう、そしてそんな状況にならないとJRAは改めないだろうと。
もっと、危険な事象について酷しくやっていたなら、あるいはその都度、危ない騎乗には注意を促すような事であったなら、藤岡康太騎手が前の馬に触れるような距離感ではなかったかもしれない。
一般社会でもそうだけど、常に気を遣うことで未然に防げる事はあると思う。
何を優先するか、それが人命をないがしろにしてないか、よく考えないといつも被害者が出てからでは遅いと思うのです。
今回の藤岡康太騎手の件を、自分が審議ルールについて関連づけて言うのはおかしいと思う人もいるかもしれないが、レースにおいて危険と思われる事について審議する、あるいは当人に注意喚起をすることで気を付けるようになるだけでも危険度は大幅に低減できるはずなんだよね。
少なくとも事故防止の遠因にはなると思っています。
勝負事だし、騎手だって人間だから感情的に乗ることもあるだろうし、あるいは勝とうとして被せる押し込むなどの方法を使う騎手もいるだろう。
だからこそ、審議ルールの厳格な運用をして欲しいと切に願うし、事故で亡くなった騎手に御悔やみするだけでなく、多くの人に問題提起をして欲しいと思うのです。
このままでは何も変わらないし、今後も人馬共に事故に遭遇する機会は減っていかないでしょう。
喉元過ぎれば熱さを忘れる。
ということわざがありますが、今回の痛ましい事故もいずれは忘れ、また荒っぽい騎乗が増えることになる。
その時に審議ルールを厳格に執り行うことで、少しでも心理に働きかけて事故が防げれば。
あれからSNS上のコメント見てますが、あまりに現行の審議ルール運用について言及している人がいないので、あえて記事を書かせてもらいました。
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