ダム湖のある風景(日中ダム)
霧の中を走り、たどり着いたあとから徐々に霧が晴れてきました。
ここは、福島県の北部、山形県の県境に近い国道121号線から少し入ったところにある「日中ダム(にっちゅうダム)」です。「日中」は、この地域の名前です。
「日中ダム」は、押切川(おしきりがわ)の上流にあるダムで、高さ101m、長さ423m、総貯水量2,460万㎥のロックフィルダム(Rockfill dam)です。
ダム湖の名前は、「日中ひざわ湖」と言い、公募でつけられた名前です。
この「日中ひざわ湖」には、元の日中温泉がありましたが、今はダムの底に沈んでいます。 旧国鉄の日中線の終点が「日中温泉」でした。
ダムは、必要あって造られるのですが、昔の名残りを捨てなくてはならないドラマがあります。
今は、堤体(ていたい)の下に「ゆもとや」という日中温泉があります。
※ 堤体(ていたい)とは、ダムや堤防の本体を指す土木用語です。
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