火山の風景(茶臼岳の噴煙)
ここは那須岳の茶臼岳です。那須岳は那須連山(那須五岳)の総称で、主峰とされる茶臼岳1915mですが、実際の最高峰は、三本槍岳1916.9mです。
那須五岳は、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳、南月山(みなみがっさん)、黒尾谷岳(くろおやだけ)ですが、今も噴煙を上げているのは、茶臼岳の溶岩ドームです。
ところで、茶臼岳とはよく聞く名前ですが、日本には茶臼岳と言われる山が4つあります。
八幡平にある 茶臼岳1578.2m
白神山地(大館市)の田代岳の近くにある 茶臼岳1086m
那須岳の 茶臼岳1915m
赤石山脈(南アルプス)にある 茶臼岳2604m
ところが、「茶臼山」という名前は、通称も含めると全国に200座以上もあるそうです。
ちなみに、「茶臼」とは、お茶を抹茶に挽くときに使う茶臼に山の形が似ていることからきています。
山と噴煙を見ていると、日本列島は火山でできているとを実感します。この那須の茶臼岳も室町時代に180人の犠牲者を出しているそうです。温泉などの恵みと犠牲、美しさの中に悲しさも含まれています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?