見出し画像

神社仏閣の風景(福満虚空藏菩薩圓藏寺を訪ねて)

会津若松市から西へ、奥会津の玄関口、会津柳津町(やないづまち)は、只見川の畔《ほとり》小高い岩の上に建つ『福満虚空藏菩薩圓藏寺(ふくまんこくうぞうぼさつ えんぞうじ)』を訪れました。
大同2年(807年)に法相宗徳一大師によって開創され、御本尊の福満虚空藏菩薩は弘法大師の作と伝えられています。
日本三大虚空蔵菩薩(伊勢の朝熊虚空蔵尊、村松虚空蔵尊と会津の柳津虚空蔵尊)の一つに数えられ、丑寅年生まれの守り本尊として知られています。

只見川の参道

柳津ダムなどで堰き止められているので、湖面のように穏やかな流れの只見川の脇に参道と思える道を見つけました。

赤べこと圓藏寺

会津地方の張子の郷土玩具「赤べこ」は、寺建立の難工事の際に赤牛が現れその活躍で無事完成したと言われており、幸せを運ぶと伝えられています。故にここは、「赤べこ発祥の地」と言われています。

赤が特徴の瑞光橋

国道252号線、只見川に架かる瑞光橋です。

虚空藏堂(本堂)

風雪に耐えたことが窺われます。

本堂の扉
大きな藁草履

初めてここを通ったのは、雪の多い日のことでした。赤い橋から何やら荘厳な佇まいの建物と温泉街と思わせる街並みが印象的でした。このときは、道の駅「会津柳津」に車中泊したのですが、一晩で車が隠れるような雪が降りました。
それからしばらくして三度目の来訪でした。

日本三所之一 福満虚空藏菩薩 霊巌山 圓藏寺


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?