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湖沼のある風景(白ひげの滝と青い池)
札幌の中心から雨の中、車を走らせ、一番最初に訪れたのが「白ひげの滝」です。ここは観光客がまばらで、落ち着いて撮ることができました。
ここ美瑛町白金温泉には、数件のホテルや旅館があり、ここに宿泊すると良かったと思いました。
美瑛川に架かる白金橋(ブルーリバー橋)に立つと、崖の途中から流れ出す滝があります。その滝が青色に見えるのです。それは、火山から流れ出す水に「ケイ酸アルミニウム」という非常に小さな粒が含まれていて、他の色を吸収し、青い光を散乱させているため、美瑛川の水は青く見えると言われています。
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美瑛川に落ちる「白ひげの滝」、遠景の山は十勝連峰です。
ロケーションを撮るには、スマホが便利です。ただそこに向けただけで、露出も合わせてくれます。ただし、拡大すると分かるのですが、滝の流れが止まってしまってます。
少し、流して撮りたい時は、スローシャッターを切らなければなりません。そこで、今回は、橋からの撮影なので、折りたたむと短くなる一脚を橋の欄干に括り付け(くくりつけ)固定し、スローシャッターを切りました。それが下の写真です。
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この滝の特徴は、やや青みがかった乳白色という色です。それがこの下にある「青い池」にもつながっています。
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この日は、雨が上がり、曇天気味でしたので、淡い青色でした。
「青い池」は、「白金青い池」や「美瑛白金青い池」とも呼ばれていますが、堰堤(えんてい)の脇に溜まった池です。
これを最初に紹介したのは、写真家・高橋真澄で、写真集『blueriver』がきっかけになったと言われています。
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この他に、青い池と言えば、白神山地十二湖にある「青池」を思い浮かびます。こちらは青が透き通っていて、青みが強いのが特徴です。
いずれいしても、神秘的な色彩は、一人の写真家からはじまり、今やインバンドが訪れる絶大な観光地になっています。