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山に咲く清楚な花々(飯豊山Ⅰ)

山へ登る目的は、さまざま。登るスタイルもさまざまです。
その中に、「清楚な花」を見るのが目的という人もいます。

その花を全部ひっくるめて「高山植物」と言っていますが、花は、咲く季節や場所、高さを選びます。

福島県と山形県の境にある飯豊山(いいでさん)には、たくさんの清楚な花が咲きます。

キヌガサソウ(衣笠草)

輪生する大きな葉の真ん中に、白くスッキリとした大きい花が咲くキヌガサソウ。 傘のような葉っぱの形状から「絹傘(昔、貴人のうしろからさしかけた絹または織物を張った柄の長い傘)」から「衣笠」と呼ぶようになったと言われています。

マルバコゴメグサ(丸葉小米草 )

小さな可愛らしい花です。模様を付けたような黄色と紫色、小米とあるように小さな花です。同種で「ミヤマコゴメクサ」もあります。

ショウジョウバカマ(猩猩袴)

ショウジョウバカマの名前の由来は、花は猩々(しょうじょう)中国の伝説上の動物の赤い顔、葉は袴(はかま)を連想させることからきています。
山裾にも咲く、各地で見られる花です。

ニッコウキスゲと飯豊山

ニッコウキスゲ(日光黄菅)は、ゼンテイカ(禅庭花)とも呼ばれます。
日光と名がついていますので、尾瀬を連想しますが、結構広範囲で見ることができる大きな花です。
花の色が黄色、葉がカサスゲ(笠萓)に似ていることからこの名前がついています。「ニッコウキスゲ」と呼ばれ始めたきっかけは、群落が多い日光の地名を取ったとされています。

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