見出し画像

公園の銅像(東那須野公園)

銅像は、新幹線の那須塩原駅のほど近いところにある「東那須野公園」にあります。作家は、佐藤健次郎氏です。

佐藤健次郎 

Wikipedia

作家の方に失礼とは思いましたが、ありのままではなく、鳥の糞が付いていたので、レタッチで消しています。

どこで見ても、何気なく、「銅像があるね…」くらいにしか見ていないのですが、気になって再度見に行きたくなる銅像があります。
それには私なりの訳があるようです。
先ずは、印象的であることです。
これは、絵画や写真、音楽や文学などでも同じです。
写真は、ある面で便利な道具です。そこにあるものを撮れるのですから。
とはいえ、だからこそ紹介もできます。

「さわやかなみどり」

「さわやかなみどり」は、題名でしょうか。正面から見た銅像は、大きく手を広げてまっすぐ立っているように見えます。

右横から

右横に回ると、前に傾斜していて、今にも動き出しそうです。

やや左前から
後方から

那須高原に向かって、手を広げているようです。

公園から見る那須塩原駅

白い建造物は、新幹線の駅ホームです。背景は「那須高原」です。

左横から

盆栽をしている知人が、かつて言っていたことを思い出しました。
「盆栽は、一方向だけではなく多方面から見て、バランスがとれていること、それぞれが絵になっていることなんだよ…」と。
この銅像を見ていると、違う方向から見ると、違った動きがありました。

銅像を創るうえで、きっと着想があり、イメージがあり、それを創造していき、具現化する。とても時間がかかり、根気のいる仕事ではないかと思うのです。

一般的に銅像を創る過程は、
粘土原型の制作
石膏原型の制作
鋳造(ちゅうぞう)
仕上げ
ですが、こちらの銅像もそうして創られたのでしょうか?

ちょっと調べたら、同じ像が那須塩原駅などにもあるようです。

突然ですが、かつて、彫刻家の友人と芸術論を交わしたことがありますが、写真をしていた私は、その論に負けました。それだけ拘りがあるのだと感じたことがあります。

偶然見かけた銅像、そこに何気なく置かれた像、ほとんどの人は、一瞥(いちべつ)して通り過ぎて行きます。ですが、その像の「深み」を感受すると見えてくるものがあるような気がするのです。


いいなと思ったら応援しよう!