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小窓尾根(剱岳・油彩風)
剱岳(つるぎだけ)2,999mは、ひとつの大きな塊りの山です。「雪と岩の殿堂」とも形容されています。
「小窓尾根(こまどおね)」は、一般の登山者向けの尾根ではなく、クライマーの領域です。
その尾根に新雪が積もり、強い風が吹いていました。
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剱岳そのものでも最難関の山と言われていますが、その中でもクライマーでなければ登れないところが沢山(たくさん)ある山です。
小窓尾根は、クライミングルートですが、見るだけでも峻険な姿をしています。
雲の上にせり出したその頂点は、「小窓ノ王」と言われています。
こまどおね(小窓尾根)
本峰の北東約 1km にある小窓ノ王を頂点として
北西に延びる尾根。白萩川を本流とその支流の
池ノ谷に分けている。急峻な岩峰を連ね富山平
野から見たときの山容形成に重要な役割を担って
いる。早月尾根とともに冬季の代表的コースとさ
れる。初踏破は 1930(昭 .5)年 6 月、同志社大
の児島勘次らによる。名称の確立はこの登攀が
契機か。それ以前は小窓西尾根などとも言われ
た(大成8 P.307)。
「剱岳地名大辞典」
https://www.tatecal.or.jp/tatecal/proceedings/13-17-52_Ls.pdf