城跡のある風景(白河小峰城跡)
白河小峰城跡は、JR白河駅のすぐ北にある城跡で、三重櫓(やぐら)と前御門と立派な石垣があります。
奥州関門の名城小峰城は、結城親朝が小峰ヶ岡に城を構えたのがはじまりで、寛永9年(1632)に江戸時代の初代藩主、丹羽長重が4年の歳月を費やして完成させた梯郭式(ていかくしき)の平山城です。
梯郭式とは、本丸の二方、もしくは三方を二の丸が取り囲んでいる縄張のことをいいます。
とても綺麗な城という印象でした。
乱積みの「打込接ぎ」(うちこみはぎ)の様に見えます。打込接ぎは、石を加工して石同士の隙間を減らす積み方です。
城跡から那須連山と白河の街、新幹線の高架が見えます。
天守閣が残っている城(12城)や、かつては 4~5万ほどあった城、現在一般的に見学できるのは 200ほどとか。 地方にある山城跡などを見つけると、「兵(つわもの)どもが夢の跡」ではないですが、戦いと守りの狭間で生きていた古《いにしえ》の人々が思い起こされます。「夏草や兵どもが夢の跡」は、松尾芭蕉の句です。
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