湖沼のある風景(矢ノ原湿原・夏)
矢ノ原湿原(やのはらしつげん)は、昭和51年6月に福島県の自然環境保全地域に指定されました。標高は660m位で、41.26haと比較的狭いですが日本で2番目に古い湿原だそうです。
駐車場からほど近くに湿原はあり、ほんの少し歩くだけで撮影ポイントがあります。
最も綺麗な秋は、鮮やかな色彩です。今回は夏に訪れました。緑濃く、水温む湿原にはスイレン属のヒツジグサが浮かんでいました。
未草(ひつじぐさ)は、スイレン属で多年草です。「未(ひつじ)の時刻(14:00)」に花が開くことからこの名前になったと言われています。
緑濃い池のほとりの樹と白く光る未草です。
まだ8月末なのに、一部で紅葉が始まっていました。緑色と橙色は、補色(反対色)の関係にあり、より鮮やかに映えます。
矢ノ原湿原は、福島県昭和村にあります。茅葺の屋根の面影を持つ民家が点在する山間ののどかな村です。