冬の山あい(奥久慈)
絵画風(Painting Style of Photograph)
冬の奥久慈。
紅葉も終わり、葉もすっかり落ちてしまった。
残された木の枝が白い。
冬の風景は色彩に乏しい。
山を歩きながら、なにげに俯瞰(ふかん)してみると、
山あいにぽつんと家があり、絵になっている。
このアングルを写真で撮ると、暗く、色彩も乏しい。暗部は黒く潰(つぶ)れてしまう。
そこで、最近試みているのは、「絵画風」にし、表現してみること。
この作風は、どんなものでも良いというものではなかった。
写真で繊細な表現が似合う被写体と、絵画のように描く方が適している場合がある。
一見すると、写真のようで、拡大してみると絵画。表現の幅が広がる。