春山登山について
春山を知って登ろう
陽気も温くなり、そろそろ山へ行こうかという気持ちになりますね。
春山でも雪のある高山と春の陽気が漂う低山があります。
陽気がいいからと、夏山のような軽装で行かれる方がいますが、天候が崩れた場合のことを考えた装備を持っていくというのが鉄則です。
低気圧が来て、雨風に遭うと、一気に冬山になります。
風雨雪が降っても対応できる用意をしましょう。
状況によっては、登頂を諦め、下山することも考え行動しましょう。
山登りは、登頂するだけが目的ではなく、無事に帰って、想いを分かち合うことに意義があります。安全登山で帰ってきてください。
山歩きのノウハウは、有事のときも役立つ情報がいっぱいあります。
春山の装備
山登りには、ちょっとしたハイキングからヒマラヤなどの局所登山まで目的によって多種あります。
この記事を読んでくださっている方は、ハイキングから日帰り登山が目的かもしれません。
私もそうですが、ちょっとした登山なら、最近では軽登山靴を履いている人が多いですね。でも、雪や雨などで濡らしたくないですね。靴の中が濡れると気持ち悪いだけではなく、天候が悪化すると、凍傷の可能性もでてきます。ちょっとした沢を渡渉《としょう》するとき、少し大きめのビニール袋があると靴を履いたまま渡渉できます。その袋はゴミ袋にもなります。
■ 事前に、山岳保険の加入、登山計画書の提出(家族へも)をしておきましょう。
ヘッドランプ はどんな山行でも持っていきます。予備電池も。地図・コンパスも。
雨具は上下セパレートなものを持っていきましょう。ポンチョなどは風でめくれたり、飛ばされたりします。できればゴアテックス、またはそれに付随したものを選びましょう。
手袋は意外と軽視されがちですが、雨で濡れた手は凍え、動かなくなり、体温を奪います。すぐ手に入らなければ、ホームセンターで売っている大き目で濡れないモノを用意します。薄いインナー手袋を中にすると温かみを保てます。
帽子は、レイン用のものがあり、少し大きめだとレインウェアのフードをつけなくても快適に歩くことができます。(小雨程度)また、雪を想定した登山であれば、耳を覆うような帽子かイヤーバンドなどが必要でしょう。
ウェアーは、「ウェアー三種の神器」を参照のこと。
スパッツは、レインウェアーから靴に雨が入らないために必要です。また泥除け、夏でも朝露で濡れるのを防ぎます。
ザックは、登山の目的によって違いますが、日帰りか1泊程度なら、2~30リットルくらいがいいかもしれません。雨のことも考え、レインカバーも用意しましょう。
水は、水分補給ではスポーツドリンク(汗で失った水分とエネルギーの補給糖分・ 電解質・アミノ酸・ビタミンなどを補給できます)量は、体格などにもよります。また、真水を少し持っていくことをお勧めします。怪我をしたときなど、傷口を洗うなどの時に必要です。私はスポーツドリンクを、春と秋は約1リットル、夏は約2リットルを目安にしています。
この他、非常食・ロールペーパー(使う程度)・健康保険証(もしもの場合必要)・医療品・タオル・熊よけスプレー・スマートフォン
注意:必要なものは必ず持っていくのですが、代用できるものは代用し、持ち過ぎには注意しましょう。心配のあまり、あれもこれもとなると重くなり体力を奪ってしまいます。
※自分なりの装備表を作成しておき、それに沿って目的別に登山装備をしましょう。各ホームページで「登山装備表」がありますでの参考にしてください。