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母の化粧品

昨日は、高齢者施設に入所します母の面会に参りましたので、今日はお休みです。

昨日、母から「また、メイクするから化粧品持って来て。」と頼まれましたので、母宅にあった化粧品の中から施設へ持って行く物を選り分けました。

母の化粧品ですが、使いかけの物が大量にあります。例えばファンデーションは、8個位使いかけの物があります。何故1個のファンデーションを使って、無くなったら新しい物を買う、とは出来なかったのか?考えてみますと、思い当たりました。

母を呼び寄せる前、母は公団住宅で一人暮らしをしておりました。公団住宅の近くには、ドラッグストアがあり、母はそこで女性美容部員さんと親しくしていた様なのです。
母「あの人は、ええ化粧品教えてくれるし、よおしてくれるねん。」と、母はその美容部員さんの事を褒めていました。そして、母はそのドラッグストアのポイントカードを持っていましたが、かなり沢山ポイントが貯まっていました。母は、その美容部員さんに言われるがまま化粧品を次から次へと購入していたのだなぁ、と気付きました。母は高齢で、そんなに沢山の化粧品は要らないのに。美容部員さんがお話相手になってくれて、嬉しかったのだと思います。母なりに、心の隙間を埋めようとしていたのでしょう。

母の沢山の化粧品を見ていますと、寂しい思いをさせて申し訳無かったなぁ、と反省しています。これからは、後悔しない様に母との時間を大切にしようと思います。

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