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母の面会へ83

今日は、高齢者施設に入所します母の面会に行って参りました。

母の居室に入りますと
母「ここ(ホームの方)から聞いた?」と言います。
私「何も聞いてへんよ。」と答えますと
母「実は、昨日からお腹壊してて。お粥さん食べてんねん。」
母は、以前はしょっちゅうお腹の調子を悪くしていたのですが、最近は落ち着いていたのです。
母「お腹を壊したらな、膝まで痛くなってきてん。身体が弱ってたら、弱いとこに出るんやな。」お腹を壊した事と、膝が痛くなった事は、たまたまタイミングが同じだっただけで、無関係と思いましたが
私「そうやったんや。大変やったね。」とだけ言いました。

母に、お散歩はどうするか聞きますと、外へ出て気分転換したそうだったので、母を車椅子に乗せて施設の外に出ました。まずは、図書館へ。今回は、西村京太郎さんの本と、瀬戸内寂聴さんの本、司馬遼太郎さんの本をお借りしました。次に、コンビニでガムを買って。そして、施設に戻ろうとしたら、道の途中に雑貨屋さんがありました。
母「あの店なんやろ?」
私「なんか雑貨の店とちゃう?ちょっと坂になってて入りにくそうやし、やめとこ。」とそのお店に入るのはやめておこう、と母に言いました。
しかし!母は、私が止めたからか、益々意地になって
母「せやけど見て見たいんや!」と言い張ります。根負けして、坂をどうにか押してお店の中へ。お店の中には、猫の置物や猫モチーフのアクセサリーが売られていました。母は、目を輝かせて品定めを始めてしまいました。
私は(またこのパターンか‥)と心の中で思いました。母は、いくつか
あったアクセサリーの中で、550円のブレスレットを買いたい、と言い
お金をお支払いして、お店を出ました。正直、(安く済んで良かった‥)と
安堵しました。母は、そんな私の心の中を見透かすように
母「もっと高いやつもあってんけど、あれにしてん。」と言ったので
私「お母さんは、お買い物上手やなぁ。」と褒めました。そして
母「また、あそこの店に行くわ。」と早くも常連になる気満々なので、
少し先が思いやられます。

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