母の好きな果物
去年の今頃、母は僧帽弁閉鎖不全症の手術の為、大学病院に入院していました。
母は、富有柿が大好きで、毎年秋になると
母「富有柿食べたい。」と言っては、一緒にスーパーで購入して、喜んで食べておりました。
そろそろスーパーで富有柿を見掛ける様になり、早速購入しました。小さくカットしてタッパーに入れました。母への差し入れです。
今日の面会の際に、珈琲ゼリーと共にタッパーに入れた富有柿も持参しました。
私「お母さん、こんにちは。今日は富有柿切って持って来たで。」
母「わぁ〜、おおきに。よばれるわ。」母は、あっという間にタッパーの中の富有柿を、ぺろりと平らげました。
母「うまいなぁ〜。柿が一番うまいなぁ。」
去年の入院中は、食事や飲水量に制限があり、富有柿を差し入れする事も出来なかったのです。
大好きな富有柿を、今年は食べさせてあげる事が出来て、嬉しかったです。今の季節だけの美味しい富有柿を、また差し入れしようと思います。