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母の面会へ158

今日は、高齢者施設に入所します、母の面会に行って参りました。

施設に到着し、エレベーターを待っておりますと、5名位の入所者さん達が、食堂からエレベーターの方へ歩いて来られました。レクリエーションが終わって、居室へ戻られる所の様です。

入所者さん達と一緒に、母の居室のある4階に向かいました。

母の居室に参りますと、母は『光る君へ』の再放送を見ていた様です。

私「お母さん、こんにちは。テレビ見てたん?」

母「あんた、来てくれたんか。光る君へを見ててん。ずっと見ててんけど、所々見逃した回もあったみたいで、面白かったわ。」

私「そうやったんや。あっ、こないだ頼まれたのど飴持って来たで。」母から、森永の糖質90%オフのど飴を持って来て欲しい、と頼まれていたのです。

母の居室の、12月の施設レクリエーション表を見てみますと、今日のレクリエーションは『餅つき』となっていました。

私「お母さん、私来た時、食堂で餅つきに参加された方々が、歩いてはったで。」と言いますと

母「あ〜私も呼びに来てくれてんけど、食べられへんから行けへんかったわ。」施設では、お餅を喉に詰めてはいけないので、ついたお餅は食べずに、鏡餅にして、お玄関に飾られるそうなのです。

私「せやけど、餅つき見てたら、楽しいんとちゃう?隣のAさんも行ってはったみたいやで。」

母「そんなん、食べられへんのに見てても、しゃあないわ。」

母は、とても合理的と言いますか、現実的と言うのでしょうか。私なら、好奇心でお餅つきを見たいと思うのですが、母は違う考え方なのだなぁ、と改めて思いました。