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皆頑張っている。 ~大切なのは頑張り方をただし、社員の特性を把握して環境を整えてあげること~

何の媒体で読んだのか、聞いたのか忘れてしまいましたが、非常に印象に残っている内容(以後「その記事」とする)があります。
それは「皆頑張っている」ことです。
その記事には「頑張っていない人は1人もいない」とありました。
非行に走ってしまう少年も、上手くモノを盗む方法を一生懸命考えて行動に移しています。
もちろん犯罪はいけません。ただ、その少年には「犯罪をしてはいけない」と注意する大人が周りにいなかったことで頑張り方を間違えてしまっているのです。

考えさせられました。
これは会社、社会人でも同じことが言えるのではないでしょうか。
例えば、威張り散らかしている中間管理職、無駄な行動が圧倒的に多い若手社員etc.

皆頑張っているのです。
威張り散らかしている社員は結果的にマウントを取ってしまっていますが、相手の行動をよく見て注意してくれているかもしれません。
若手社員も、本人からしたら圧倒的に早く終わる方法を自力で見つけて行動しているのかもしれません。
この記事を読んでくださっている方も、自分の会社の上司や部下を想像してみてください。
皆頑張ってくれていますよね。

問題は、それを野放しにしてきた経営陣にあるのではないでしょうか。
「この人は売り上げを取ってきてくれるから」
「この人が今抜けられると会社が回らなくなるから」
とかなんとか理由を付けて頑張る方向を修正してこなかったツケが来ていると感じています。

経営陣も、その上の人達から頑張る方向を修正してもらえず、今に至っているかもしれません。
ただ、それを言ってしまえばこの問題を解決することはできませんので、誰かが立ち止まり、負の連鎖を止める必要があるのではないでしょうか。

負の連鎖を止めるために、重要なことが1つあります。
それは、社員の特性をしっかりと把握してあげることです。

褒められることで頑張る社員もいれば、放置してもらった方がのびのびと仕事をしてくれる社員もいます。
十人十色です。
それを見分ける力が必要です。
経営陣は社員1人1人の特性を言えるでしょうか。
言えなければ、特性を把握できるように努力すべきです。

逆に、下の立場の人たちも上の人たちだけに責任を押し付けてはいけません。
1つ前の記事でリバースメンタリングについて書きました。
今は下の立場の人も教える側になれる時代です。
環境をより良くしたいと思われた方は是非導入したいと発言してみてください。

上も下も、皆頑張っています。
相手を尊重し、どう一緒に頑張っていけるのか、考えるきっかけになれば幸いです。

◆参考資料

■【悔しい】頑張り方を間違える!頑張り方を間違える人の特徴と解決策8選

■嫌がらせ?幼稚な同僚や上司は「ベビー社員」かも!?職場トラブルを回避する方法とは
https://www.staffservice.co.jp/cheer/help/babyshain.html#:~:text=%E3%82%AD%E3%83%AC%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%80%81%E6%B3%A3%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%80%81%E7%84%A1%E8%A6%96,%E3%83%99%E3%83%93%E3%83%BC%E7%A4%BE%E5%93%A1%E3%80%8D%E3%81%A8%E5%91%BC%E3%81%B3%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82



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