書籍紹介 カンニング竹山著 「福島のことなんて、誰も知らねぇじゃねえか」から
福島のことなんて、誰も知らねぇじゃねえかよ」という本は、カンニング竹山さんによって書かれています。この本は、福島県の現状や福島原発事故の影響について取り上げたエッセイやルポルタージュが収録されています。
この本では、福島県の風景や文化、人々の生活、そして福島原発事故後の復興の様子などについてリアルな視点で触れています。
本書は、経験や思いを通じて、福島県についての誤解や偏見を解きほぐし、本当の姿を伝えることを目的としています。福島県の風景や人々の生活を通じて、福島県の魅力や課題について考えるきっかけを与えてくれる本として評価されています。
「福島のことなんて誰も知らねぇじゃねえかよ」は、福島県や福島原発事故に関心のある方や、福島県の実情を知りたい方におすすめの一冊です。カンニング竹山さんのユーモアとともに、福島県の魅力や課題に触れることができます。
「カンニング竹山さんの言葉」
・福島を「フクシマ」と呼ぶな。福島はいま、楽しい街になっている。
・福島県が安全な、大丈夫な理由。1.一部の帰還困難地域以外は、除染が進んでいて放射線量はわずか。あっても歯のレントゲン程度しかない。2.福島の食物は、現在日本で一番厳しい検査を経ている。つまり最も安全といえる。3.福島県の人々は、元気で明るく未来を見据え歩んでいる。
・福島のスゴい①自然が美しい(大内宿、磐梯吾妻スカイライン、三春滝桜など)
②メシがうまい(福島牛、会津そば、福島パフェなど)
③温泉がサイコー(飯坂温泉、東山温泉、土湯温泉など)
④酒が旨い(米焼酎ねっか、会津ほまれ大吟醸酒など)
⑤遊び場がいっぱい(スキー、パラグライダー、スパリゾートハワイアンズなど)
・カンニング竹山さんがメディアなどに思うこと
①福島のことをいまも「フクシマ」と言う人がいる。
②なんの根拠もない説をさもありそうな顔で大真面目に語る連中。
③福島の子供や、東電の社員の子供がいじめられている。等々…。
カンニング竹山さんは探偵ナイトスクープの番組からのご縁で福島県に目を向けて下さりました。
探偵ナイトスクープファンの私としては本当に素晴らしい番組だと感激しております。
また竹山さんは私と同じ九州福岡県出身で親近感もありました。
私事ではありますが福島県に住んで10年近くになり、今だに福島の汚染処理水の件でテレビが「フクシマ」を出す度に心苦しくなります。
その時、カンニング竹山さんが強く抗議している姿を見ると強く感動することがありました。また改めて、福島原発について、大震災や津波など防災について、南海トラフ後の日本について考えなければならないと思います。
我々福島県民が被災者でありながら、未だに差別や迫害をうけていることは少なからず残っていることは現状です。
しかし今後南海トラフ後の日本人全てが、同じ絶望を経験することは疑いようがない事実です。
この世界にいる全ての被害者は、一人の思いやりによってどれだけ救われるのか。
それをカンニング竹山さんの本を読んで学びました。是非とも購読オススメします。