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自分が応援してくれてるんだよ。もう見えないだけで。

昨日は昨日とて相変わらずノートに文字を刻んでいた。

日記ではない何かは、12年間紡がれている。

この感情や僕の状況を整理して
どのように明日から未来を生きるのか?
 
事ある事に前を向いて歩けるように
必死でノートに整理をしてきた。
 
事ある事に僕はそれを見返して
明日から続く未来に向けて解決のヒントを探る。
 
今回だって、ノートに向かって、あっぷっぷ。
 
解決のヒントは見当たらなかった。

頬に手を押し付けて、片目を閉ざして、ああ。

明日への進み方が分からなくなっていた。

諦めて、昨日は少し違うやり方で書いた。

明日が見えないのであれば、もっと先にジャンプしよう。

そう、未来への自分に手紙を書くように。
 


あなたは数年後、5年後、10年後、何をしていますか?
 
何をしていても、いいと思いますよ。
 
ご飯を食べて、ぐっすりと寝られていればそれだけで。
明日に顔を向けたくなる小さな素敵なものがあればもう100点。
 
別に希望とか高尚なものじゃなくていいですからね。
 
いつも考えすぎなのです。
 
ただ、だからこそ、ここまで頑張る事が出来ました。
 
今とっても綺麗な赤色の夕焼けが窓から見えて少し嬉しいです。
 
僕らがここまで繋いできたのだから、幸せって思ってね。


優しくて温かい言葉がノートに浮かび上がっていた。

こんな事で良いの?

今までの僕は必ずそう思うだろう。

今までの僕を肩から下ろせば
こんな事で良かったのだ。

辛いの辛いの飛んでけ!

自分は己の理解者でもあり
また応援者でもあった。

明日は今までの積み重ねのように思えるが
未来はもっとあやふやで見えてこないのだ。

そんなあやふやのものに対して
今まではたどり着いてこなかった。
 
ああだ、こうだ、今までの断定口調の言葉達。
 
あの向上心から生まれる言葉を
嘘っぱちだとは思わない。
 
今までの自分の理想の線引き上で
必死で言葉を紡いできたのだから。
 
もう一度見返すと、少しだけ愛おしく思える自分がいた。
 
理想や過去を取っ払って書く事で
違う考えや思いが生まれてくるのだ。

終わりと始まりの繰り返し。

残ったものを宝箱に詰めるのだ。

燃え上がる夕陽に出会った昨日。

沈みかけていた。
 
白い鳩の大群が頭上を飛んだ今日。

はしゃいでるかの如くパタパタと飛び立っていった。


 
どんな人生であれ
過去の自分が応援してくれるはず。

一番わかってるんだから。

みんなもきっと同じ。

自分がいつも応援してくれてるんだよ。

もう見えないだけで。

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