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空飛ぶ理想主義者
うつ伏せに着地するイメージで、頭を押し出してジャンプする。
おへそ当たりに空気が入ってきて、宙に浮いていく。
ただ、無限に浮いていられるようではないらしい。
角張った紙飛行機のようにゆっくりと沈んでいく。
飛び方のコツは知っている。
体の真ん中に空気が集まることを意識することで、
長く空に浮くことが出来る。力は抜く。
下に落ちてきたら、体をより大きく広げることで、
何故かまた空気が入ってきて、宙に浮いていく。
その繰り返し。空気を呼び込んでいるのか、勝手に入ってくるのか。
どこに行くわけでもなく、ただ右に左に飛んでいる。
ただ、何となく行き先は自身で操縦できるようだ。
僕の夢。何回も見てきた。
社会人になってからは、夢で会議をするという猛烈社畜モードか
空に浮いている夢しか記憶にない。
僕を宙に浮かして、何を伝えたいのだ。
自分の意思で浮かぶように空を飛ぶ夢の意味は
「現実を受け止めきれていない」
自分の意思であっても浮かぶように空を飛んでいたなら、
あなたはまだ現実を受け止めきれていない可能性があります。
理想と現実のギャップが大きくて、
向き合うことができないのかもしれませんね。
そんなときは、まずは現状を受け入れるところから始めましょう。
改善が必要な部分に気付いたら、少しずつ直していってくださいね。
何をやるかが明確になれば、気持ちが迷うこともなくなって前向きに進んでいけるはずだから。
空気は利用するが、自分の意思で浮いていると思うので、上記を参照した。
空を浮かぶ夢はポジティブそうなのに、色々種類があるらしい。
理想と現実のギャップを受け入れろと。理想が何かも分かってないのだが。
自身の夢に当てはめると、このように解釈できる。
理想を追い求めんと、僕は空に浮かぼうとする。
ただ終着点は決めておらず、ゆらゆらと浮かんでおり、
徐々に重力によって、地上という現実に沈んでいく。
ここで僕は沈みきらない。
また、空気を取り入ることで、空に浮かぼうとするのだ。
空を飛んでいた方が心地よい。
ただサイトによると、僕は地上に歩み寄る努力をする必要があるようだ。
いつの日か、浮かんでいる最中に大量の雷を落とす夢も見た。
現実への反抗心なのか。それとも誰かに気づいて欲しいのか。
自分をふわりと宙に浮かす空気が何かおおよそ想定がついている。
自身の仕事や生き方に永遠と悩み続けてきた。これだ。
あーでもない、こーでもない、理想を追い求め、
自然発露した苦悩が浮かしてくるのだと思う。
空飛ぶ理想主義者。
このまま永遠と空に浮かび続けるか、
理想と現実を理解し、この夢とお別れをするか、
夢の中には分岐点があった。