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映画「キャラクター」感想

昨日、Netflixで、『キャラクター』を見ました。

菅田将暉さんとFukaseさんW主演の、サイコサスペンス映画です。2021年6月に公開されました。

とても印象深い映画だったので備忘録として残しておきます。


あらすじ

漫画家アシスタントの山城(=菅田将暉)は、偶然にも凄惨な殺人現場を目撃。山城は犯人の両角(=Fukase)の姿を基に漫画を描くことで漫画家として成功する。だが、やがて作品のストーリーに酷似した殺人事件が発生し始めて…。

Fukaseのサイコパス殺人鬼役がリアルで怖かった

この映画に出ている役者さん、みんな芸達者でお上手で雰囲気がある方ばかりなんです。

中でも際立っていたのが、サイコパス殺人鬼の両角役のFukaseさん!

Fukaseさんは、SEKAI NO OWARIというバンドのボーカルですね。

本職の役者さんじゃないのに、こんな迫力あってリアリティあるサイコパス殺人鬼を演じられるなんて…。

表情、仕草、思考…サイコパス殺人鬼がいたらきっとこんな感じだろうなって思って、怖くなりました。これは演技というより憑依ですね。お見事です。


両角(Fukase)

創作について考えさせられることも

漫画家の話ということで、創作についても考えさせられるシーンがいくつかありました。

その一つがこのセリフです。

「いいヤツって、悪人書けねえのよ。自分にない要素だから」

私は今、ラジオドラマの脚本を書くラボに入っています。

物語を考えて書くという馴れない活動を脳に汗をかきながら、楽しくやっているわけですが、ほんとこのセリフよく分かるなあ…と。

物語って、主人公が佳境に陥れば陥るほど面白くなっていくんですけど、私にはそれがなかなかできないのです。いじめることができない。だって可哀想じゃないですか!!!

でも、最近、脚本の勉強でよくサスペンスものやホラー系の物語を読んだり見たりするようになったので、以前よりは抵抗感なくそういうことも書けるようになったかも…しれません。

(現実で嫌いな人とかモデルにして書くと捗るかもな~。今度やってみよう)

息をつかせぬ展開だがかなりグロい

この映画を見ている昨日は、ちょっとムカムカ~っとくることが重なってたんですが、映画の息をつかせぬ展開に夢中になって、ムカムカも小さくしぼんでしまいました。

映画やドラマ鑑賞のいいところってこういうところにもありますよね。辛いこととかしんどいことを忘れさせてくれる。

もう本当におもしろい映画でしたが、グロい描写も多いので、苦手な方はご注意です。

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次に見る予定のものは、アニメ「ブルーピリオド」。おすすめしてもらいました。

あと、小説「まおゆう魔法勇者」もおすすめされたので読もうと思います。明日届きます。楽しみー。


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