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紫の光
1997年5月7日(水)
眠ろうとすると額がくすぐったいようなむずむずが、たまにある。
去年おかっぱをやめてまた額を出そうと思ってから、額に関心が出た。額に目があって開くような感覚もあった。だから額がくすぐったくても前みたいに、やだっ、て払ったりしない。
今日の未明、凄くくすぐったくなって──銀の光に縁取られた紫の円い光が見えてきた。肉眼で実際に光を見ているのかと思ったほどはっきり見えた。
紫の光が途切れることなく次々額に飛びこんでくる。
目を開いてみた。見えかたは同じだった。
目を閉じた。
紫の光が次々出ていった。
そのうち眠っていた。
(ひるね)
ぱっーー開かれたもの
ぱっーー開かれたもの
ぱっーー開かれたもの
笑い声。
2012.6.30
さっき本読んでて、この夢を思い出した。
赤ん坊にも性器があると、おもしろがっている?
「人為的な性器の拡張」(11ページ)
「臨床日記」シャーンドル・フェレンツィ著/森 茂起訳 /みすず書房