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赤ちゃんの頭の中を調べる

1997年4月13日(日)
水を張ったバケツの中にピンクっぽい赤ちゃんが入れられていた。
髪のない頭が目の上で真っ二つに切られて、頭の上半分が下半分の上に載せられていた。
凄いことになっていたけれど、ピンクっぽいってことは、生きているということだろう。
実験か? 頭の中を調べたんだな。

「やはり、こんなことするんじゃなかった・・・」
呟いて、広い室内を行ったり来たりしている男の人。
若くて生意気そうな目細の看護婦が「だから言ったんです! やめろって!」と彼を責めていた。

⚀赤ちゃんを探せ 1990年 夏 *この夢を2、3日前思い出していた。
ふぇーん・・・

その声を聞くやいなや、捨て子とさとる。なぜなら、以前にも捨て子があったからだ。でも、いつなのかは覚えていない。
階段をかけおり、東南なのに日の当たらない部屋の窓を開いた。
格子越しに湿気のある、庭というのも気が引ける庭を見た。
猫が数匹うずくまっていて、妖気漂う男の子がひとり佇んでいた。
「赤ちゃんを探せ!」
わたしは喚いた。
放置された植木、松の土の上に、赤ちゃんはいた。
臍の緒が未だついたままのような新生児は、変な色だった。もっと怪しいことに嬰児はスーパーの惣菜コーナーに並んでいるプラスチックのパックの中にいた。パックは年月を経た様子の発泡スチロールの箱に収まっていた。

*この夢の前後にも悪夢を見た。
膨れた気持ち悪い無数の大仏の顔が埋め尽くした洞窟の天井。暗い、暗い洞窟。黄土色。おえー。



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