信と不信の双子
1997年2月9日(日)
双子のかわいい男の子。顔はまったく瓜ふたつ。2、3歳。わたしが生んだのかもしれない。わからないけど、わたしにとっては凄くたいせつな子どもたち。切実にたいせつな愛する子どもたち。
ふたりをお風呂に。ひとりは喜んで洗われている。楽しそう! わたしも楽しい。ひとりは寄ってこない。隅に行っちゃって肩越しにわたしときょうだいを見てる。恐いのかな。
からだを拭こう。タオルでふわっとくるむ。元気でやんちゃな子は、きゃーきゃーわたしに飛びついて、ちゅーした。この子はなんでもおもしろくて楽しくてうれしいみたい。わたしも楽しくてこの子がかわいくて仕方ない。
あの子を振り返えり、この子も大好きだ、たいせつだ。だけど、付き合いづらいな、と思う。
あなたのこと大好きなんだよ。嫌ってなんかいない。あなたとどうしたら仲良くなれるの?
*夢を見たすぐあとは、わたしって親にとって「付き合いづらい」子どもだったのね、と思った。
翌年、「狼と駈ける女たち」を読んだんだ。
自分の二面性、両方を大事にすることを知らされた。
この本もよれよれするほど読んだね。メモもいっぱい。
この本は、2度長旅に出て、戻って来てくれた本でもある。
「狼と駈ける女たち 『野性の女』原型の神話と物語」
クラリッサ・ピンコラ・エステス著
原 真佐子/植松みどり訳
新潮社
第四章 二人の力(162ページ)
「両方の面を発達させることが肝要です。」
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