地政学的宿命って?
前田有一さんのnoteを読んでいて、「地政学」「必然(宿命)」というのがまるでわからなかった。と、取りつく島がーーあっ、伊勢崎賢治さんだ。前に集団的自衛権のことを知りたくて新書を読んだーー🔎読む検索読む🔎読むーー「小国主義ー日本の近代を読みなおすー」(田中彰著 岩波新色)を読みなおしたほうがいいかな、と思ったところで、見切り発車note。
【ロシアを含めて「母なるヨーロッパ」という概念にもとづく政治フォーラムにするというビジョンがあった。】
NATOは 「1インチも東方拡大しない」と約束した。
「ゴルバチョフが潰されないように、当時のブッシュ米大統領やサッチャー首相(英国)、コール首相(西ドイツ)などが、彼を気遣って約束したことが機密文書に書かれている。」
「その約束をどんどん破って東方に拡大したのがNATOだった。」
「そもそもNATOはソ連に対抗する軍事同盟だ。ソ連崩壊後は敵がいなくなるため必要なくなる。だから当時の首脳たちは、NATOを軍事同盟ではなく、ロシアを含めて「母なるヨーロッパ」という概念にもとづく政治フォーラムにするというビジョンがあった。」
「ロシアを含めて」の素晴らしいビジョンがあったけど、西側が約束を次々反古にしてまっていた。
NATOが東欧諸国と結んだ地位協定は対等な協定
米副大統領が国葬(ギ)で来日したときも「主権国」の管制を受けることなく横田基地に降り立ちヘリでどこへやら。そういえば沖縄のうたで「とーのゆーから やまとのゆー やまとのゆーからあめりかゆー/唐の世から大和の世 大和の世からアメリカ世」(「時代の流れ」)ってある。日本は中華からアメリカか。日本はアメリカの属国だと日米地位協定がいちいち証明してる。沖縄で何があってもソーリダイジンは怒らない、抗議しない、地位を対等にしようとしない。中華よりアメリカの支配は厳しいな。
それとも日本の為政者がが異様に卑屈になってしまったのか。
緩衝国と緩衝材国家
日本の為政者の意思はいかに自分が1秒でも長く権力を握っていられるかしかないように見える。だから「これを同盟という」という状態からかけ離れた実態を放置していられる。日本の為政者のアメリカへの対応は、彼らの権力を延命させるのかもしれないけど、日本にくらす人たちに資するところは微塵もないのでは?
アメリカにはへつらい、危機を煽りながら中国との関係はぞんざいにしてる。悪質だ。
日本でくらしてる人たちが危機に瀕していても気にならないらしい、と思うのは「誤解」ですの?
日本でくらす人たちを権力者たちは愚弄して虐待してるなーって度々実感してしまう。
事態をこれ以上悪化させないために日本が主体的に何かできたか、という山本太郎さんの問いに伊勢崎さんは「その前に日本にその意志があるのかという話だ。この国にはプレゼンス(存在感)がない。」と。
でも、取りつく島がないことはないらしい。
⇧「集団的自衛権の行使」関連途中まで読めます。
「ハリボテ」までが。フィクションなら、これでもかってやりすぎで現実味が失われる過剰な展開。
⇧集団的自衛権を行使するが根拠は説明しませんし、後々開示しません、なぜなら「無い」からでーす、が冗談にならない。
本を読んだことは覚えていても中身は・・・「忘れるからまた読める」と太宰治が書いていたはず。
「日本人は人を殺しに行くのか」を読んでほぼ忘れたのに、ずっと気になっていることがある。盲点というか、報道してるのをわたしは見たことがないので、知らない人はけっこういると思う。
「軍法を持たない自衛組織」が海外に派遣されている。
当事者・海外に派遣される自衛隊員の胸中察するに余りある。非道い、こんな無茶苦茶な任務って。
この事実だけは頭から消えなかった。でもこの件が議論されてるって聞かない。
きのう充電がなくなってから「小国主義ー日本の近代を読みなおすー」を4分の1くらい読みなおした。いい本持ってるなー😸 わたし、やるじやん!(peachちゃんにならった。)と思った。