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肺が染まるほど青い空を

起きたくないけどお白湯は飲みたいから湯を沸かして歯磨きして、ワイルドストロベリーの写真撮って、そこに「よりかかりたい」と呪いのようにいっぱい書いてから、寝転がってYouTubeで面白い猫、Ibarra Ⅱさんのギター、それから「闇」の子に会うというインナーチャイルドワーク。
「あなたを受け入れたい」
そんな立場か、わたしは。
違う。
真っ黒なその子、でも立っていた、うつむいていたけど立っていた。
違うと気づいたら、手も足も頭もない真っ黒な繭のような物体になっていた。
謝ることばがあるはずはない。
真っ黒な繭のようなこの子になれないか、この子の思いを感じられないかと思った。
何も、感じなかった。

起きる気力はなかったけど、不可抗力の働きでガバッと起き上がっていた。


真っ黒な繭のようなものの思い、なんだ、知ってるじゃん、いつも感じてる。

恐い 動けない

真っ黒な繭のような形は、コワイ ウゴケナイ そのものだ。


起き上がったら起き上がったで、着替えようかとなった。
カラッと晴れてるし、夜具干すかって、干してたら、はなうた歌ってるじゃない。
『ロビンソン』のサビ?のとこ。そこは知ってるんだ。

楽しいの? 気持ちいいの? 悲しいの? 空しいの?

わからなかった。





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