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バスティーユの朝美オスカル様について語りたい
朝美さんの「シトワイヤン行こう」に心が昂りすぎてどうにかなってしまいそうなので、今の気持ちを吐き出したいという投稿です。(新幹線の中で殴り書きをしている)
オスカルの魅力とは「バスティーユ襲撃によりフランス革命の発端となる一方で、自分自身を解放する革命を巻き起こすこと」だと、初めて原作を読んだ時から思っていた。貴族でありながら平民と恋をし、パリ市民のために命をかけて戦う。自らの出自に関わらず、自
『仮面のロマネスク』『Gato Bonito!!』感想
千秋楽おめでとうございます。全国ツアーを追いかける中で感じた心震える「何か」を残しておきたくて、書き始めた感想です。最初に言っておくが、とんでもなく長い。
『仮面のロマネスク』感想古典作品の「賞味期限」というものを、たまに考えたりする。
古典文学であれ、お芝居の演目であれ、時代にそぐわないという「賞味期限」がおそらく世の中のどこかにはあって、「賞味期限」が切れている作品だと、人によっては美味しく
『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』感想
「ハッピーエンドよりバッドエンドが好き。」
最近の私の好みはそんな感じです。
現実世界でままならないことを幾度も経験してひねくれた大人になってしまった私は、バッドエンドの方が現実味を持って受け止められるけど、ハッピーエンドはちょっとむず痒くなってしまう。そんな上手くいくわけないじゃん?と。つまりは信じられないわけだ。
「信じる」ということ
小声で言っておくけど(発信してる時点で全然小声じゃ
『ジュエル・ド・パリ‼︎ 』 爽やかな情熱
雪組生すべてが愛おしくて、最初から最後までずっとオペラを上げてるので、両隣の人に「この人、見過ぎじゃない?」って思われてそうでちょっと恥ずかしい。
背景が鏡になっている場面では後ろ姿も見たくておでこから目が生えそうなくらい私は頑張ってますし、全員が登場するカンカンでは右目と左目で別のものを観られないかなと人体の限界に挑戦しているのに、毎回楽しすぎた記憶を失っていて辛い。
そのくらい『ジュエル・
『Lilacの夢路 ドロイゼン家の誇り』感想
何度か観るうちにクセになってきて大好きになってしまった『Lilacの夢路』の感想と、私の心を最近盛大にざわめかしているフランツとディートリンデのカップルについて語る記事です。
(サムネはドイツに行ったことのない私が一番ドイツに近づいたストラスブールのクリスマスマーケットの写真です。クリスマスの場面でいつもこの光景を思い出す。)
やっぱり好きだったLilacの夢路 芝居全体の感想タイトルにも書いた
『海辺のストルーエンセ』考察
色々なことが気になりすぎるので脳内を整理するために、考察記事を書きました。(今までTwitterでポツポツと呟いていたことのまとめです)
この作品は自分の心で納得しながら観ていく楽しみがある作品だと思うので、その楽しみを奪われたくない方は読まないでください(笑) 人には人の受け取り方があると思うので、自分の心のまま楽しむのが一番だと思います。
これはただの私のわがままなのですが、梅田院での限ら
『海辺のストルーエンセ』フォレルスケットの意味を考えている
2022年8月30日に公演が発表されてから、ずっと楽しみにしていた「海辺のストルーエンセ」が始まりました。朝美さんのために書き下ろされた新作という良さを噛み締めています。
贔屓が主演を務める公演での楽しみの一つが、開演アナウンスだと思います。私は朝美さんの声がきっかけでファンになった人間なので、ここだけで胸が張り裂けそうなトキメキを感じるのですが…どうしても副題の「ミュージカル フォレルスケ
『蒼穹の昴』宝塚歌劇団の本物を創る力
ネタバレしかないので、まだ舞台を未見であるという方はお気をつけください。
『蒼穹の昴』は亡き祖父との思い出の本だ。
10年前、中学3年生の夏、遊びに行った祖父宅の書斎で装丁の美しい本を見つけた。浅田次郎氏の『蒼穹の昴』だ。運命を変えようともがく登場人物に魅了され、訳もわからずひたすらに読み進めた。この時初めて「蒼穹」という言葉を知り、辞書で調べてはその意味に恍惚とした。(習い事の書道で「好
ODYSSEY感想 朝美絢さんのこと
梅田芸術劇場で雪組公演『ODYSSEY -The Age of Discovery-』を観てきました。
Twitterをフォローしてくださっている方々は私が初日から騒ぎ続けているのをよくご存知かと思うのですが、オタクのなけなしの理性を梅田で完全に失くしてしまうくらい超超刺激的な作品でした。最後にODYSSEYを観てから1週間が経過したのですが、毎晩ODYSSEYのことばかり考えていてAM3時
「Fantasmagorie冬霞の巴里」考察
「Fantasmagorie」
開演アナウンスのひとこちゃんがええ声すぎて、
「Fantasmagorie 冬霞の巴里」の「Fantasmagorie」がとても印象に残っている。
Fantasmagorie
➊ (19世紀に流行した)魔術幻灯(劇).
➋ 夢幻(的光景);(不気味な)幻影,幻想.
「プログレッシブ仏和辞典 第2版より」
観劇する前は➊ 魔術幻灯(劇)のことだと思っていたのだが