育休復帰直前!復帰する前にやっておくこと
立春も過ぎ、日が長くなりました。
まだまだ寒いですが、春の訪れが間近に迫ってくることを感じる今日この頃です。
現在育休を取得しており、丁度よい年度の切れ目の4月に復帰予定の方も多いかと思います。
私は2年前に育休を取得したとき、この時期にモヤモヤしていたことを記憶しています。
我が子と思う存分時間を共に過ごし充実感を感じる一方、4月から仕事に復帰して自分自身がやっていけるか、子どもや家族に負担をかけてしまうのではないかという不安がありました。
振り返って、育休復帰前にやっておいてよかったこと、やっておけばよかったことをシェアします。
①復帰後のタイムスケジュールを確認、リハーサル
育休中は時間の拘束がありませんので、自分たちのタイミングで起きてご飯を食べて…となりがちですが、働き始めるとそうはいきません。
勤務時間に間に合うように自由気ままな子どもを起こし、食べさせ、着替えさせ、保育園の準備をして送り出すのはなかなか大変です。
職場までの通勤時間を考慮して朝夕のタイムスケジュールをつくり、リハーサルしましょう。
我が家の場合は、起きてからご飯を食べ、着替えるまではスムーズだったのですが、保育園の準備が想像以上に大変でした。保育園に預ければ万事OK!なわけではなく、食器や着替えを用意したり、連絡帳を記入したりと多くの工程があります。保育園に着いても、着替えをロッカーに入れたり、連絡帳を提出したり…大凡小学生なら登校して自分でやることを保護者が行います。我が家は保育園に着いてから子ども2人を預けて保育園を出るまで約11分を要します。⑤とも関連しますが、事前に通園に必要なものを確認し、それらを日々準備する工程はリハーサルしておくとよいです。
②緊急時の動きの確認
我が子は育休中は大きな病気もなく成長していましたが、保育園に行き始めると集団生活の中でいろいろな菌やウイルスに揉まれます。
周りのママさん方からもそんなことを聞いていたのですが、ウチは丈夫だから大丈夫!とたかを括っていたら痛い目にありました…
特に行き始めて一年は月1、時にはそれ以上に熱を出し保育園から連絡がきました。連絡が来るとすぐさま迎えにいきます。仕事どころでは、なくなります。近くに祖父祖母がいたりするとそんなとき心強いです。そうでなければパートナーとどのように対応するか話し合う必要があるでしょう。
③家事の分担、動きの確認
育休中は大変ですが、育児をしながらご飯を作ったり、洗濯をしたり、掃除をしたりすることができます。
しかし、働き始めると簡単にはいきません。保育園へ迎えに行ってから夕飯を作って…なんてやっていると我が家では子どもたちからクレームの嵐です笑
週末に常備菜を作っておき、平日はご飯と味噌汁だけ作れば済むようにする、洗濯はドラム式洗濯乾燥機を活用する、家の掃除は土曜の午前にまとめて行うなどの工夫が必要です。
パートナーの動きと合わせて分担すると良いですね。
④4月からの仕事内容を確認、相談
これは職種、勤務場所の実態にもよりますが、4月からの仕事内容を予め確認しておけると①のタイムスケジュールを組むに当たってスムーズになります。
私(教員)の場合、3月に異動の動きが確定してから管理職が分掌を割り振ることが多いです。異動が確定すると学校から分掌希望の提出が求められます。間違っても「一任」と書いてはいけません。
管理職からすると、育休をとったのだから復帰したらバリバリ仕事できるでしょ?的なスタンスで迫ってくることが多いです。(あ、もちろん人によります。)
場合によっては書く欄がないこともありますが、
「幼児の保育園の送迎のため〇〇時には学校を出る必要があります。どうかご配慮いただけますようお願いいたします。」
などとメッセージを書くことをオススメします。
私も何も言わなければ危うく部活動主顧問をもたされるところでした。
幼子がいる家庭では、勤務外の業務をしているような暇はありません。
言いづらさ、書きづらさももちろんありますが、仕事と家族のバランスを考えればそうせざるを得ません。全体の業務のバランスをとるのは管理職です。早めに相談して、全体のバランスを考えられるように協力しましょう。
中学校や高等学校で部活動を含めて、勤務外の業務をお断りしたい方は師のこちら↓の本を参照ください。
私が以前書いたレビューもあります。
家庭状況によっては育児時短勤務の申請も視野に入れましょう。
育休を終えたから育児が終わりでは無いのです。
むしろ育休を終えてからのほうが長いのです。
保育園によっては夜遅くまで保育を行ってくれる所もありますが、私は勤務を終えたら即刻家族との時間を大切にしたいと考えます。
⑤園開放や一時預かりを活用し、保育園の雰囲気を慣れる。
環境が変わり、大変なのは親だけではありません。子もそうです。
保育園の申請を終えて、入園する園が決まればその園の雰囲気を知っておくのは親にとっても子にとっても重要です。
園によっては未満児を対象に園開放を行っていることがあります。
おおよそその園へ入園を考えている親子が集まりますから繋がりづくりにもなります。また保育士さんへ保育園のことについて詳しく聞く事もできるでしょう。
私もフル活用しました。(なんと給食までご馳走してもらえる園開放だったのです。もちろん園によって異なりますが笑)
3月末は何回か一時預かりを入園予定の園にお願いしました。子にとっては初めて親から離れる時間になるので、大抵大泣きします。その泣き声を聞くと何とも言えない罪悪感にさえなまれますが、これは致し方ないことでもあります。
子も園に慣れる期間が必要です。
預けた時間は勤務先での引き継ぎやその他仕事の準備に充てていました。
園によっては4月の前半は半日保育を行うなど、対応は違いますので、相談してみると良いかもしれません。
⑥復帰後に育休のキャリアをいかに活かすか妄想する
育休を取ると周りよりも、仕事のキャリアが落ちるのではないか、相手にされないのではないかと思うこともあるでしょう。
しかし、そのキャリアが生かされる場面はあるはずです。
あなたの育休の経験は次に育休を取りたい人の勇気になるはずです。そんな人がいたら喜んで背中を押したくなりませんか?
誰しも何かしらの不安や心配事を抱えています。そんな人の気持ちが理解できるのも育休をとったからこそだと思います。
私は教員ですので、積極的に生徒に育休中の経験を話しました。中には「そんな生き方も素敵だな」と思う子が出てくるかもしれません。
別の記事にも書きましたが、育休は立派なキャリアアップだと思います。少なくとも人間としてのキャリアは大きく伸びているはず。
是非自信をもってください。
つらつらと書きましたが、これもやっておくといい!などあればコメントいただけると嬉しいです。
後少しの育休ライフ、是非充実したものにされてください。
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