「似合う」「好き」「なりたい」を考える
こんにちは、アン鵺です。
自問自答ファッションの「似合う」「好き」「なりたい」問題。
「なりたい」は過去のnoteで「外部の刺激に動じず、淡々と自分の生活や趣味を楽しむ人」という結論が出たのですが、今回はもう少し外見にクローズアップして考えてみたいと思います。
好きなのは白髪のマダム
いや、本当に外見にクローズアップしすぎなのですが、
具体的に言うと、私は「聡明な雰囲気の年配女性」が好きなのです。
下記のリンクを見てください。
Ku:nelのサイトに掲載されているファッションスナップなのですが、こちらのマダムに私の好きが詰まっているのです…!
このマダムの「好き」ポイントがこちら👇
①グレイヘアのショートカット
②少ない色で計算された配色
③古き良き正統派スタイル
④知的な雰囲気
⑤良い物を長く愛用している
町や電車などで「いいな」と目を惹かれるのは決まってショートカットの年配女性です。それも品のあるベーシックな装いをモノトーンか同系色でまとめ、バッグを差し色にしていると、より素敵に見えます。
まさに、このマダムのファッションですね(笑)
将来こんな知的で洗練されたマダムになりたい!と目指していた時期もありましたが、あいにく私は身長も高くなく体も曲線的です。
このマダムのような装いをしても洗練されたスタイリッシュな雰囲気はとても出せません。
歳を重ねて白髪のマダムになれたとしても、私はもっと違う雰囲気のマダムになっていると思います。
似合うのはこんな感じ
上記のマダムファッションを「似合う」ようにカスタムすると、こんな感じになりました。
全然違うやないか〜い!
そのくらい似合うを優先したら「好き」とは離れちゃうんだな。
だけど自分のイメコンスペックも愛してるので、これはこれで良いじゃん!と思ったりもしています。
ただ、このままの服装だと少し窮屈。
同じスカートでもIラインのストンとしたワンピースの方が動きやすい。
パンプスじゃなくてスニーカーが履きたいし、バッグももう少し容量が大きい方が良い。アクセサリーも、パールじゃなくて今は色石の気分。
なりたいだと、こんな感じになる
あれ……?
なりたいを詰め込むとカジュアル要素が強くなってしまいました。
むしろ「好き」と「似合う」コーデの方がときめき度が高い。
コンセプトである「シックな魔女」からも少し遠のいてしまった気がします。
「好き」と「なりたい」が逆だった
どうして気付かなかったのか!
傍から見たらマヌケですが、本人は目からウロコが落ちています(笑)
今まで私は「着たい、履きたい」という気持ちを「なりたい」だと思っていましたが、本当になりたいのは白髪のマダムのファッションの方だということは、これを読んでくださっている皆さまはすでにお気付きのはず…!
「着たい、履きたい」は「なりたい」のではなくて、着心地が良いから「好き」と考えた方が、しっくりきます。
機能性を重視しているから、ときめき度が低くなるのも納得。
メカラウロコポロー!
ここまで辿り着くのに時間が掛かってしまいましたが「似合う」「好き」「なりたい」の区別がようやくハッキリしました。
最終的な「似合う」「好き」「なりたい」
こんな感じになりました!
思えば妄想クローゼットの中からコーデを組み立てると、いまいちピンと来ない仕上がりになるのは「好きな着心地」に焦点を当ててピックアップしていたからかな。
もっと可愛いデザインのアイテムはあるのに、実際に着ると思ったら「動きにくそう」「汚れやすい」などと無意識にコーデから外しがち。
PD診断で手持ちの服をチェックしてもらった時も「PDナチュラル要素の服が多いですね」と言われたことを思い出しました。
カジュアルな服って求めている姿とは違うけど、つい手に取ってしまうんですよね。
今後は、好きな着心地をどこまで「似合う」に取り入れていくかが課題になりそうです。
ちなみに「なりたい」は、無理に追わなくても良いかなぁと思っています。
前述したとおり、一時期は「なりたい」を目指してショートカットにしたり、カッチリしたデザインのトレンチコートを着たり色々チャレンジしていましたが、モブ感強めな人になってしまいました。
「なりたい」は目指すよりも、部分的に取り入れていきたいと思います。
余談
ここからは余談なのですが……
服飾界の大御所であり、クラシック服の伝道師、
赤峰幸生さんのビジュアルブックを拝見させていただきました。
この方の生き方やファッションも素敵…!
私が男性だったら、間違いなく赤峰さんをロールモデルにしていたことでしょう。
特に印象に残ったのが、赤峰さんのお洋服が結構ボロボロなこと。
ズボンの裾はほつれているし、カーディガンにはシミがついてる。
ニットなんて自分の父親が着てたら心配になるくらい穴ボコだらけ。
だけど、不思議と上品に見えるのです。
このお洋服たちは、赤峰さんに大事にお手入れされながら30年40年という長い歳月を一緒に過ごしたんだと思うと心が暖かくなりました。
良いものを、お手入れしながら長く使う。
これです!この姿勢を、私は忘れないようにしよう!!
白髪マダムの好きポイントでも「良い物を長く愛用している」ところに魅力を感じていました。
現代の服は耐久性が低くなっているので、昔の服に比べたら長持ちはしないかもしれませんが、一日でも長く着られるようにお手入れを頑張ろう。
赤峰さんの本から服を大切にする気持ちを思い出したという余談でした。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます🌼
✨こちらのあきやさんのnoteを参考にさせていただきました✨
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