最近と旅と旅程
あれ、前回note書いたのいつだっけ、と日付を見てみれば7月12日だった。今日は8月最終日。1か月ご無沙汰していた。この期間、時間がなかったわけでも、追い詰められすぎて死にそうになったわけでもない。わりと平穏で良好な人間関係のなかに生きてきた。ただ、吐き出さなきゃいけないほどの葛藤や、誰かに伝えなければ!と思うほどの感動がそれほどなく、タイミングが合わなかったんだろうと思う。
かといって、平凡な日々であったわけでもない。なんなら、3月以降どこにも行けなかった毎日をやっと打破することができた。近場だったが久しぶりの旅行と移動に心が柔らかくなるのを感じた。自分の住んでいる地域は、それなりに知っているつもりだった。しかしそれは住民としての「知」であり、観光客の知る良さではなかったのだなと思った。観光客としてみる地元はいつもと違って見えた。地元住民は○○しかない、とよく言う。しかし、逆にこれでもかとそれで攻められれば、とんでもない攻撃力であった。新たな食べ方、見方、楽しみ方を知った。面白いところに住んでいたんだな、と思った。
今回の旅行は同期3人で1泊2日という日程だった。私は観光プラン(旅程)を作るのが趣味で、一人旅でも友人との旅行でもわりと細かめな旅程を作ってから当日を迎える。これは一度飛行機の時間にあと3分遅ければ間に合わなかった、という経験をしたからだ。そんなわけで私が作成した「私が行ったことのない場所を詰め込んだ旅程」3つを提示し、選んでもらった。どこ行きたい?とか、何したい?とか聞かずに、この中から自分の興味が一番あるプランを選べ、と友人に言う。これは傍若無人と言われないだろうか…と思ったりもする。しかし、この仕組みを納得している友人だからこそできる旅行もあるのである。
ちなみに、旅程を作成するには否が応でもあらゆる情報を入手しなければいけないので、その土地のことがよくわかる。結果、旅行が充実するというメリットがある。是非作成してみてほしい。完成品のイメージは、修学旅行のしおりの日程表のページである(伝わるだろうか…)。まあ、好きに作ればいいのだ。旅程を作成しているうちに、既に出かけているような気にもなる。脳内トリップとして楽しむのも手である。